上白石萌音

巡る – 上白石萌音

あぁ、わかってはいるけど
左へ右へ行ったり来たり
不器用な思考回路は
何処を通っても行き先は君だ

未来を見ている君だけど
僕は今しか見ていられなかった
行き場もない 置いてきぼりな
気持ちはもう消えちゃえばいいな

僕だって 僕だって 思い切り泣きたいや
泣いたって 無駄だって それくらい知ってる
あぁ、もう何だっていいや ただ好きなんだ
何回も 何回も 何回も消したんだ
それでも 何回も 書き足してしまうよ
星が見えない夜 そっと明け始めていた

あぁ、1日のうちの
どれほど想うと叶うのかな
分からないよこれまで
こんな気持ち無縁の僕には

「好きだ」って想いを
このココロとカラダで
もしも測ることが
カタチにして この両手で
差し出すことが出来るのなら

誰だって 誰だって 知りたいって思うんだ
でもきっと 答えって
自分(ここ)にしか無いから
それならどうだっていいか 結局一緒なんだ
何回も 何回も 何回も消したんだ
それでも 何回も 書き足してしまうよ
消しては書き紡いだ 伝えたかった言葉

僕だって 僕だって 思い切り泣きたいや
「好きだ」って 言いたくて
でもなんか言えなくて
あぁ、でも絶対なんか 無いはずなんだ

誰だって 誰だって 知りたいって思うんだ
でもきっと 答えって
自分(ここ)にしか無いから
星が見えない夜 そっと明け始めていた

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