三木聖子

三枚の写真 – 三木聖子

16の頃 あなたは18
夏のまぶしさ 覚えてますか
はしゃいだ砂に ふれ合う背中
ゆれる笑顔に ぽつりと聞いた

ねえ 目をそらさずに
目をそらさずに 好きって言える
ねえ 目をそらさずに
目をそらさずに 好きって言える

ふたりならんだ 写真の海が
あゝ指先を ぬらしています

17の頃 あなたは19
手にひんやりと 谷川の秋
目かくしをした あなたの腕に
冷たいねって 涙おとした

ねえ 目をそらさずに
目をそらさずに 好きって言える
ねえ 目をそらさずに
目をそらさずに 好きって言える

ふたりの間の 落葉が今も
あゝ心へと 吹き込んでます

20才(はたち)の私 あなたは22
写真の春に あなたはいない
別れ間際に 振り向いた街
あのまなざしは 焼きついてたのに

ねえ 目をそらしても
目をそらしても いいのよあなた
ねえ 目をそらしても
目をそらしても いいのよあなた

過ぎた月日が 残したものは
あゝ三枚の 写真だけです

人気の新着歌詞

少しだけ片想い – 三木聖子

走り去る車に 小さく投げキッス家まで送ったら それでサヨナラこんなこといつまで くり返すのかしらわたしは待ってるの やさしいプロポーズいつだって I Love

まちぶせ – 三木聖子

夕暮れの街角 のぞいた喫茶店微笑み見つめ合う 見覚えある二人あのこが急になぜか きれいになったのはあなたとこんなふうに 会ってるからなのね好きだったのよ あなた

さよならのマリーナ – 三木聖子

あの人のヨットまでこれが最後の道白い帆を風に張り夢をのせて船出したのがまるで昨日のようですさよならのマリーナさよならのマリーナああ 二人だけの黄昏に似合う口笛は

ホロスコープ – 三木聖子

私は今日も星占いのページあなたに読んで聴かせるの私は射手座そしてあなたは獅子座恋愛運はどうかしらうまくゆくよと言われたい本当はあなたに星占いより確かなひとことが

明日になれば – 三木聖子

窓ぎわの席に 私を待つあなたがいるガラス越しに見つめながら 立ち去るの二人の想い出刻んだ あの喫茶店でさよならする場面なんか 見たくないさりげなく ふられるわわ

そよ風のためいき – 三木聖子

だから予感がしていたのですあの人の電話何故か早く切りたそうでした春なのにまるで枯葉に出逢ったような淋しい気持でいるのですもう約束の時間も過ぎてあなたを待つ花時計

哀しみ専科 – 三木聖子

あなたは夜明けを 手に抱いてきて朝日のまぶしさ 教えてくれたあなたのマフラー 編むまで私希望も編めない 不器用だったあなたとくちづけ してから私くちべに買うのが

恋のスタジアム – 三木聖子

あなた まっ白なスニーカーで心に忍び込み恋をシュートした 時間切れのゲームみたく すばやく金網にもたれ 見つめる私ただこっちむいて 微笑むあなた最初の頃はもっと

つぶやき – 三木聖子

ぼんやり煙草ふかしあてもなく窓の外ばかり見つめるなんてあなた変ったわ今頃きっとどこかでショートカットの似合う人があなたのことを待っているせいね帰してあげたくない

Back to top button