今夜は優しい 雨が降る
初めて逢った 日の様な
罪な男(ひと)だね お客さん
ボトルの名前 なぞる度 逢いたくなるの
辰巳新道 路地灯り
一人の女で 待ってます
今夜は冷たい 雨が降る
疲れた胸を 刺す様な
聞いてあげるわ お客さん
溜息一つ こぼす度 気がかりなのよ
辰巳新道 カウンター
昨日と明日の 曲がり角
今夜は静かな 雨が降る
誰かが泣いて いる様な
寄ってらっしゃい お客さん
ほろりとしみる 古い歌 聞かせて欲しい
辰巳新道 恋灯り
門前仲町 裏通り
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出航五分前 – 三代目コロムビア・ローズ 涙 舟唄 お別れ波止場泣かないつもりで 送りに来たがやっぱりよわ虫 あなたの腕にすがるこの手が ほどけないみれん桟橋 みれん桟橋 出航五分前…霧笛がボゥ霙(みぞ
薔薇の乙女 – 三代目コロムビア・ローズ 赤い花 白い花 可憐に咲いてあの人も この人も 胸はずむ街よ恋のカフェテラス 風のレンガ道今日も色とりどりに 灯りともる…愛を唄う夢を唄う 薔薇の乙女枯葉散り
最終便 – 三代目コロムビア・ローズ 今夜最後の 飛行機(フライト)でわたしは遠くへ 旅に出る搭乗ゲートを 抜けたなら戻れはしない あの愛に探(さが)さないで… あなた追いかけないで… あなた羽田発
迷子 – 三代目コロムビア・ローズ あの人と別れた その訳は今はまだ聞かないで 話したくない今夜はお店の 片隅でひとり静かに 飲ませてよ二人の名前が 並んだボトル見るたび 泣けてくる涙ボロボロ 心
夜行 – 三代目コロムビア・ローズ 雪はいつしか みぞれに変わり心細げに レールが軋む北の函館…あなた あなた あなた追いかけ過去を乗り継ぎ 夜の長崎女がひとり愛をたずねて行く旅路ひとり身を引き
恋つむぎ – 三代目コロムビア・ローズ あなたの好きな この紬はじめて袖を 通す夏時節(とき)はいつしか ひとまわりわたしにさいごの 笑顔をみせたあの日とおなじ 蝉しぐれわたしの髪に 花一枝(ひとえ)