国境の長いトンネルを抜けると雪国は
底冷えの夜の静けさを白く帯びている
雪景の古い街並みを横目に雪国は
貴方との春の思い出がただ蔓延っている
僕の躊躇いが月に被さってまるで海の底ね
ぼうと座って水面に映った僕らを見ている
食卓と長い小節を跨いで雪国は
花韮の花の静けさをただ嗅ぎ取っている
貴方の涙風に舞い散ってまるで春の中ね
ぼうと座ってスープに映った僕らを見ている
僕らの憂いが日々日々積もってまるで雪の国ね
どうか躊躇って 貴方も想って
雪が溶けるまで
愛が解けるまで
国境の長いトンネルを抜けると僕たちは
底冷えの夜の静けさを白く帯びていた
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幽霊になった僕は、明日遠くの君を見に行くんだ その後はどうしようきっと君には言えない幽霊になった僕は、夏の終わり方を見に行くんだ六畳の地球で 浅い木陰のバス停で
ねぇ ねぇ何か言おうにも言葉足らずだ空いた口が塞がらないから からねぇ ねぇ黙りこくっても言葉要らずだ目って物を言うから忘れていくことは虫が食べ始めた結果だ想い
君が触れたら、た、た、ただの花さえ笑って宙に咲け君に倣って、て、照れるまま座ってバスの最終時刻 オーバーいつもの通りバス亭で、君はサイダーを持っていた。それだっ
言ってあのね、私実は気付いてるのほら、君がいったことあまり考えたいと思えなくて忘れてたんだけど盲目的に盲動的に妄想的に生きて衝動的な焦燥的な消極的なままじゃ駄目
貴方にはわからないよ、なんてのは傲慢だ排気ガス塗れの東京を練り行く札束で心が買えるなら本望だ。傷一つない新しい心にして、いっそ僕の全部、カトレア君にあげたいのに
夜に浮かんでいた海月のような月が爆ぜたバス停の背を覗けばあの夏の君が頭にいるだけ鳥居 乾いた雲 夏の匂いが頬を撫でる大人になるまでほら、背伸びしたままで遊び疲れ
凛として花は咲いた後でさえも揺るがなくて今日が来る不安感も奪い取って行く正午過ぎの校庭で一人の僕は透明人間誰かに気付いてほしくて歌っている凛とした君は憧れなんて
死んだ眼で爆弾片手に口を開くさよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ泣いた顔で爆弾片手 夜が苦しい安っぽいナイトショーのワンシーンみたいな夢が見たい今日も出来ません
雨の上がる校庭で昨日の花火を思い出したあの時の君のぼうとした顔、風にまだ夏の匂いがする秋になって 冬になって長い眠りについたあとに雲に乗って 風に乗って遠くに行
「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。人に笑われたら涙が出るのは何でなんでしょうか。それでもいつか報われ
大人になりたくないのに何だかどんどん擦れてしまってって青春なんて余るほどないけどもったいないから持っていたいのです「死ぬほどあなたを愛してます」とかそう言う奴ほ
変わらない風景 浅い正午高架下、藍二乗、寝転ぶまま白紙の人生に拍手の音が一つ鳴っている空っぽな自分を今日も歌っていた変わらないように君が主役のプロットを書くノー
等身大を歌うとかそんなのどうでもいいから他人よりも楽に生きたい 努力はしたくない俯いたまま歩くから空の青さがわからない君の写真を見ていただけがらんどうの心が夕陽
窓映る街の群青雨樋を伝う五月雨ぼうとしたまま見ている雫一つ落ちる 落ちる心の形は長方形この紙の中だけに宿る書き連ねた詩の表面その上澄みにだけ君がいるなんてくだら
夏が終わることもこの胸は気のせいだって思っていた空いた教室 風揺れるカーテン君と空を見上げたあの夏がいつまでだって頭上にいたさようなら青々と息を呑んだ 例う涙は
身体の奥 喉の真下心があるとするなら君はそこなんだろうからずっと前からわかっていたけど歳取れば君の顔も忘れてしまうからさ身体の奥 喉の中で 言葉が出来る瞬間を僕
最低限の生活で小さな部屋の六畳で君と暮らせれば良かった それだけ考えていた幸せの色は準透明 なら見えない方が良かった何も出来ないのに今日が終わる最低限の生活で小
考えたってわからないし青空の下、君を待った風が吹いた正午、昼下がりを抜け出す想像ねぇ、これからどうなるんだろうね進め方教わらないんだよ君の目を見た 何も言えず僕
嘘つきなんて わかって 触れてエルマ まだ まだ痛いよもうさよならだって歌って暮れて夜が来るまで朝日の差す木漏れ日 僕とエルマまだ まだ眠いかい初夏の初め近づく
何もいらない心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった初めてバイトを逃げ出した音楽も生活も、もうどうでもよかったただ気に食わないものばかりが増えた八月某、月明かり、自