マルシィ

ただそれだけのことがさ – マルシィ

君の夢をみて
目が覚める日が続いてる
いつまで続くんだろう
もうそんな出てこなくたって
忘れはしないって
飾り付けられた部屋の模様も
部屋着もそのまま

保証なんてないから
保険掛けとけばよかったな
全部君にかけちゃって
でもそれで良かったよきっと
ずっとなんかなくても。
強がりを言い聞かせてる

「離さないでね」
「離さないから」
って言ってた僕らは
二人して嘘つきだね

愛してたのは
僕の隣で笑っていた
思い出の中で眠る君で
触れることはもう出来ない
視界に映せない
二人の世界にまだいたかったな

何もないくせに
暇つぶしで電話を夜にかけて来ないでよ
もう揺さぶられてしまうよ
優しくなんかしないでよ
期待してしまうから

「忘れないでね、私のことを」
なんてふざけないでよ
分かってるくせに

離れると言う君の家に行って
説得すればどうなっていたかな
頑固な君のことだ
きっと納得しないね
「結婚したいね」なんて言っちゃって
馬鹿馬鹿しいな
夢見たままでいたかった

思い出すのは
君が隣にいた日々で
どんな時よりも幸せで
別の人のこと想って想われる君を
忘れられなくて始められない

愛してるよ
今も、でももうこれからはいけないことだよね
触れることはもう出来ない
視界に映せない
ただそれだけのことがさ

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