ハルカトミユキ

感情七号線 – ハルカトミユキ

負け癖ばかりが 染みついてるから
負けてる方がずっと楽だと 記憶をしまいこむ
大切にしてた宝物はどこだい?
早すぎた未来に尻餅をついて 声を走らせる

夢って言葉は残酷なんだな
理想と現実 裏目裏目でも表にはならない
身の丈以上の事は望むなよ
六畳一間のロックンロールが お似合いなんだろう?

星くずみたいな はかない季節と ぐるぐる回る
届きそうかい? わからないさ
いつの頃からか 心の真ん中に すりガラス
本当に 欲しいものが 見つけられなくなる

涙はしょっぱい 朝日はまぶしい
リアルなものはいつだって 体を刺激する
真夏の時間を 子供は生きてる
消費期限を気にしながら 僕らは振り返る

星くずみたいな はかない季節と ぐるぐる回る
届きそうかい? わからないさ
いつの頃からか 心の真ん中に すりガラス
本当に 欲しいものが 見つけられなくなる

追い越したければ 遠慮なくどうぞ
そんなに急いで 目指すところなんて もう忘れたよ

星くずみたいな はかない夢を 捨てきれず回る
届きそうかい? やってみるさ
いつの頃からか 心の真ん中に すりガラス
本当に 欲しいものが 見つけられなくなる

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絶望ごっこ – ハルカトミユキ

どこかで聞いたような美しく薄っぺらい言葉を並べて陶酔してる 気持ちいいだろう。絶望ごっこしてる君と、それに憧れちゃった僕と、どちらもおんなじ匂いがしている。何一

プラスチック・メトロ – ハルカトミユキ

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アパート – ハルカトミユキ

僕の部屋には孤独があるし君の部屋には寂しさがある2人でいようご飯を食べよう全て忘れてしまえばいいよ怒っていいなんて泣いてもいいなんて誰も教えてくれなかったじゃな

MONDAY – ハルカトミユキ

君みたいな人が世界中どこにも世界中どこを探してもいなくなればいい電車が止まってるその隙にここからこんな嫌なところからいなくなるよわあわあと泣いている大人なのに恥

Vanilla – ハルカトミユキ

間違っていた答えは間違ったままでいつか普通の顔してまた次の春がくる数え切れないほど失くしたけれど本当に欲しいものはただ一つだけだった死んだように冷たいキッチンの

ドライアイス – ハルカトミユキ

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ナイフ – ハルカトミユキ

穏やかな昼間の差し込んだ日差しに頭の片隅で憎しみばかり育つ隙だらけの体 浮かんでくる言葉できるなら全てを笑って見送りたい何度も手を伸ばしたナイフをしまって代わり

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群衆という幻想大衆という幽霊患った僕マスクを外せない疑って徘徊ワンルームで遭難彷徨って君に遭遇一マス進むお前が吐いた言葉が噛んだガムみたいにいつまでも取れないか

Hate you – ハルカトミユキ

Hate you 君が嫌いだって昨日と言ってることが違うHate you 君が嫌い何でも解ったようなフリをしていることHate you 君が嫌いだってあの日の約

mosaic – ハルカトミユキ

正義は勝つとか言っちゃってる自分の声でイっちゃってる中が見えない入り口へ誘う。愛が救うとか言っちゃってる恥ずかし気もなくやっちゃってる画面の中の壊れた顔につられ

マネキン – ハルカトミユキ

被験者はただ演じ続けるやがて中から食い尽くすまで燻るほどに大きくなって弾ける時を待っていた引きずり出して飛び散った赤や緑のハラワタマネキンみたいな顔を塗りつぶす

消しゴム – ハルカトミユキ

一番嫌いだったものにもうすぐなりそうな気がしている僕は僕を消しゴムで消し去りたい書き殴っても書き殴っても誰も何も言わない寂しいと言いかけて何度もやめた声を殺して

385 – ハルカトミユキ

つまらないなこんなとこつまらないなお前なんかもう明日の予報はいらないんだよいい子ちゃんたちのマネして歩いてみたの僕は自分に裏切られる氷が溶けて薄くなったジュース

赤くぬれ – ハルカトミユキ

知らないうちに処刑が済んで街はお祭り騒ぎダンスをしよう西のかなたが真っ赤に染まり鉄の匂いが流れたらダンスをしようクレヨンを口紅にして少女は楽しそうに踊る幼心にや

かたくてやわらかい – ハルカトミユキ

また騒ぎだした胸の奥に手を伸ばした (鍵を開ける)そっとドアを引いてさらけ出した心のひだらんらんらんと歌っていたありふれた夢のよう生まれない何かを待っていた君と

その日がきたら – ハルカトミユキ

ねえ、君は知ってる?世界はもうすぐに終わるってこと。でも僕は知ってる。世界なんてとっくに終わってるんだ。ねえ、信じてみてよ無くすものなんてもうないだろう。ああ、

君はまだ知らない – ハルカトミユキ

髪を切ったあの子は空をにらんだ屋上のすみタバコの煙吐いた雨は止んだ濡れたまま 寒くなったうずくまって見ていた猫、そっと鳴いた「ねえ、僕は誰よりもきっと痛いほど人

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