サカノウエヨースケ

ジョバンニ – サカノウエヨースケ

君に言えずに飲み込んでた
言葉や想いを胸にこめて
明日を映すプラネタリウムを 見つけに行こう

夏の花火が銀色(ぎん)の弧道を
描きながら消えてゆく
決して触ることのできない
空を染めた午前0時

昨日までの僕たちの足跡
消えぬように打ち上げた
花火の輝きをすくい取って
ボクはリュックにしまいこんだ

それはいつか見た映画のよう
月が煌々と輝く夜でした

僕は今 星の数ほどの
喜びと悲しみ不揃いに
咲かせてゆくよ スポンジ製の銀の道は続くよ
僕だけの何ものでもない 今日の物語を作ってく
いつかきっと言える日が来るんだ
「一緒にいよう」

ふと見上げたアンタレスの赤が
僕の背中押してくれた
手のひらに収まりきらない 僕の明日を誓った

星飾りのトンネル抜けると
プラネタリウムが眼の前に拡がるよ

僕は今 星の数ほどの
喜びと悲しみ不揃いに
咲かせてゆくよ スポンジ製の銀の道は続くよ
僕だけの何ものでもない 今日の物語を作ってく
いつかきっと言える日が来るんだ
「一緒にいよう」

自分のペースで歩くことを知った僕は
眼の前に何万通りも道があることに気付いた
涙で前が見えぬ道も 希望で七色に光る道も

心の中のプラネタリウム
気付くも気付かないも僕次第
孤独や自分からもう逃げない
嫌な自分も受け入れてあげよう

僕は今 星の数ほどの
喜びと悲しみ不揃いに
咲かせてゆくよ 冷たい天の川を昇ってゆくよ
泣きながら見上げたあの星
今日の僕を照らす道標(みちしるべ)
もう迷わない 今なら言えるんだ
「一緒にいよう」

僕だけの何ものでもない 今日の物語を作ってく
いつかきっと言える日が来るんだ
「一緒にいよう」
これから僕は星の数ほどの…

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