ケプラ

未来で逢いたい – ケプラ

寝転がった道の端っこで
バカやってたあの頃に
戻りたいだなんてもう今は思わないけど
首のよれた白のTシャツの
袖に空いた綻びを
大切にして着てしまうのは、この鼓動は
なぜだろうか

光が紅色に染まる
影が踊る窓の向こう
分からないままで

あぁなぜか、涙が出る
いつも通りの僕じゃ
ダメみたいでさ
あぁなぜか、期待してる
未来で待ってるよ
僕に気づいてほしい

ただ飽き疲れるまで歩いた日
十年後を語った日
戻りたい…だけれどもう今は暇じゃないと思う
嘘で隠した僕の本心を
君は確かな言葉で
疑うことすらしないから
強がってしまうんだよ

つぶやいた消えそうなため息が
いたいけに空を舞う
さみしさを連れて

あぁなぜか、涙が出る
いつかきっと、きっとって
分かってるけど
憧れと弱さだけの
未来が怖い
僕に気づいてくれ

全部愛していたかった
見えるもの全て欲しかった
叶えられないものを追いかけて
随分と遠く彷徨ったみたいだ
もっとちゃんと生きたかった
明けるまで友といたかった
叶えられてたはずのものばかり
美しく見えてしまうのはなぜだ?

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