ギヴン

冬のはなし – ギヴン

まだ 溶けきれずに残った
日陰の雪みたいな
想いを抱いて生きてる

ねぇ 僕はこの恋を
どんな言葉で とじたらいいの

あなたのすべてが
明日を失くして
永遠の中を彷徨っているよ
さよならできずに
立ち止まったままの
僕と一緒に

まだ解けない魔法のような
それとも呪いのような
重い荷物を抱えてる

ねぇ ぼくはこの街で
どんな明日を 探せばいいの

嗚呼

冷たい涙が空で凍てついて
やさしい振りして舞い落ちる頃に
離れた誰かと誰かがいたこと
ただそれだけのはなし

あなたのすべてが
かたちを失くしても
永遠に僕の中で生きてくよ
さよならできずに
歩き出す僕と
ずっと一緒に

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