ギリシャラブ

ブエノスアイレス – ギリシャラブ

腰の曲がった老人のような木々
そのうちの一本にあたりをつけて飛んでゆく
カラスみたいにここへ来た
ぼくらはちょっと似ているね

ブエノスアイレス
真夜中 あたたかすぎる風 無知で純粋で
そのくせ性悪で
セックスの途中で電話に出るような
あんな奴のことは忘れてしまえよ
車を買ったのさ さあ 家に火をつけて

あらゆる物事の境目が
わからなくなるくらいに暑い夜
干しぶどう色の空 君のおっぱい タンバリン
それらはちょっと似ているね

路地は太陽でいっぱい
すべてに糞食らえ
肥溜めに乾杯
美しく生きたい

ブエノスアイレス 闇の中で 悪魔と踊って 悪魔と踊って

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どういうわけか – ギリシャラブ

人面機関車トーマスのお面をつけた子供たちのお面をはがせば人の顔ひとの顔したひとの顔音楽を聞くと寝てしまう三つの頭を持つ犬の好きな歌はすぐ終わる歌寝てしまう前に終

ブラスバンド – ギリシャラブ

ぼくらはきっと野垂れ死にさ冬の路上でなけなしはたいて買ったバラを胸に抱きながら君らは老いたウェルテルのように虚ろに生きるがいいぼくらはきっと死ぬわけじゃない永遠

モデラート・カンタービレ – ギリシャラブ

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