心の闇に花が咲く
咲いてはいけない 冬薔薇
抑えても 抑えても 想いあふれて
咲く花を 咲く花を 叱れない
褒(ほ)めて下さい あなた 美しいと
愛(め)でて下さい あなた 花片を
抱いて抱いて下さい あなた
強く 強く 強く 強く
それでなくとも 限りある
よしなき恋です
短い花の季節です
ほろほろ散りゆく 冬薔薇
躰ごと 躰ごと 想いこがれて
泣く人を 泣く人を 叱れない
褒(ほ)めて下さい あなた 美しいと
愛(め)でて下さい あなた もう一度
抱いて抱いて下さい あなた
強く 強く 強く 強く
愚か心を ひとすじに
倫(みち)なき恋です
抱いて抱いて下さい あなた
強く 強く 強く 強く
愚か心を ひとすじに
倫(みち)なき恋です
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恋はこわれる愛は色褪せるそして想い出は風になる闇は深くて朝は遠くてひとりの夜は 泣いてばかり涙 涙つないで鎖にできるならあなた あなたを縛りたいねぇ…どこにも
お互いにこれまでの人生一人でいる淋しさなら嫌というほど知ってるもう若くない二人だから時を取り戻し甘い口づけ 蜜月の美酒に酔う片時も離れたくないから指と指を絡ませ
風の中で微笑みながらワルツ 踊る花のいじらしさどんな 辛い試練の 時も天の恵み信じて 生きているヒラヒラヒラ蝶々のように花から 花夢を 運びたい私という蕾 育て
心を捨てて 言葉を捨てたただの人形でも 罪になりますか稲妻の光に あやつられ 逢いにゆく稲妻の光に つながれた マリオネットああ 愛してないのに抱かれたくなるの
貴男に続いてる チャペルの絨毯(じゅうたん)今、歩いてゆく静かに流れくる 天使の歌声二人を包むわ荒れ狂う嵐に 傷ついて泣いても今日の日を忘れないくちづけ 交わし
海 赤く染めて今日が 燃え尽きてゆく手を陽に かざせば透きとおるよ 命なぜ こんな遠く異国の 港町白い歯を見せて少年が 手を振るハバネラ 無邪気に愛にソースをか
貴女が 美しい人で良かった私の大切な 彼をよろしく季節は変わるのよ 心も変わる誰にも止められない 仕方ないこと貴女に恋をする 彼を見ていた出逢った頃のように 少
恋をしたみたい 窓辺にもたれぼんやりとあなたのこと考える暮れ残る空に両手を伸ばしマッチをすって火をつけてもいいですかせつないこの想い届けたいのに翼がこの恋をこわ
陰口なら 覚悟してました男を惑わす悪い女とあなたの側に居られるのならそんな噂は どうでも良かった愛と悲しみとが行(ゆ)きかう川の流れのような縁(えにし)ですね深
冷たく聞いたサヨナラの向こううしろ姿にぬくもりがにじむ......あの日知ったの あなたは罪深く人生を生きていると......ああ 目を閉じて傷あとをなでる見て
あの町は捨てたから 帰らない呼吸はしているが 死んでもいるともののはずみで 荒らぶれて躰ひとつで 飛びだした澱んで暗い 東京運河何故だかかすめる 家族の顔がこん
ひとりで 生きてくなんてできないと泣いてすがればネオンが ネオンがしみる北(きた)の新地(しんち)は おもいでばかり雨もよう夢もぬれます ああ 大阪しぐれひとつ
赤い毛布はおりながら 降りた町は線路沿いにかもめがとぶ 無人駅ほつれ髪(がみ)にとまる雪を 口で吸えばなにもいわず身体(からだ)よせた 小さなおまえ哭(な)くな
琥珀色の海を 赤い船が逝く舟の上の女 波止場の女どちらも私と 似た女手を振れば 鴎になって鴎が舞えば 汽笛がむせぶ呆れたね 飽きもせず見慣れた景色の 定期便居酒
十三(とさ)の砂山 荒潮風(あらしおかぜ)に蜆掻(しじみか)く手の 血が凍る鴉(からす)とぶなよ 十三鴉(じゅうさんがらす)おまえ帰れば 雪ばかり倭武多(ねぶた
隠しきれない移り香がいつしかあなたにしみついた誰かにとられるくらいならあなたを殺していいですか寝乱れて 隠れ宿九十九(つづら)折り 浄蓮(じょうれん)の滝舞い上
誰が見ていても すべて失くしても胸にすがり 泣きたかったこころ閉じ込めて そっと見つめあう時がもどる 窓辺の席でしあわせなのと たった一言たずねるあなた…何も言
風色の バスに乗り降り立てば 港が見える人は何故 悲しいと海を 見たくなるの遠い昔 恋に破れて身を投げた ピアニストがいたと言うそれは 生まれる前の私かも 知れ
赤いとんぼの ふるさとは夕焼け空の その向こう母の背中は あたたかいこころやすらぐ 子守唄帰りたいけど 帰れない夢をいちりん 咲かすまで赤いとんぼの ふるさとは
流れる雲よりも はかなく遠いさだめを背負った 人でした旅路で出会った おもいで集めゴールド・ヒルの 夕陽の中で唄っていましたね わらべ唄おけいさん おけいさんあ