カコイミク

  • よごれた靴 – カコイミク

    月へと 続いた 道があった鞄の中 悲しみ 詰めて乾いた 荒野の 真ん中で男はただ つらつら 歌う 生きてくほど意味も持たずに自由なんて荷物なだけさ 汚れた靴を 鳴らして この世界をめぐって やがて さよならした朝は まだかと 独りきり 慣れてしまったもんだ悪くはない 戦車の音まで 遠くなって死んだはずのアイツが言ったお前の 呼吸を 歌にしよう絵空事は ギターが歌う 生きてくほど意味も持たずに自由な…

  • Forest – カコイミク

    鳥のように彷徨ってあなたを少し想った暗い霧の中惑う少し羽を休ませて ないて ないて ないて ないて ないた溺れるほど 強く 強く ないた壊れそうなわたしに背を向けて新緑は頬を掠めていく永遠を閉じ込めたのはうつろな偶然だった淡い眠りについてもここはとても眩しくて覚めていく 鳥のように飛び立って同じ朝に舞い戻る散らかった陽だまりの中深く体をうずめて ひとつ ひとつ 落とし続けてきたよわい わたし 拾い…

  • 雨がやむころ – カコイミク

    夏のぬるい雨じゃ 流しきれない痛みが今も ここで燻ぶる月の明かりだけで 歩けるほどに僕は強くも 優しくもない あの日君を傷つけてから ずっと考えていたよ思い遣りの意味を 愛と情の意味を 永久(とわ)と今の意味を…守りたかった 悲しいほどに愛したから 側にいたから壊したかった 苦しいほどに 他人じゃない 家族じゃない恋でもない ただそこには 君がいて僕は甘えすぎていただけ揺れる電車からの 四角い空に…

  • ETUDE – カコイミク

    咽るような人の波と行き場のない狂気積み上げては転げ落ちる溺れそうなリアルしばらくは 何も感じずになぐさめに ソーダ水浴びた 朝が来ない夜錆付いたスピーカー音さえないシグナル感じたいのに聞こえないままループしてる ETUDE 正しくても離れていくやりきれないドラマ間違いでもつながってく眩暈おぼえるリアルもてあます 灰色の夜もコインなら 全てはモノクロ 擦り切れた夜グラス越しからこだましてるシグナル苦…

  • いつかのSunday – カコイミク

    その背中に 触れるたびに確かになる わたしを感じて裸足になって 光蹴って溶けるような 今を見ていたここにいて 赤くなる 水溜りを飛び越えてデジャヴを見た隣に並ぶ あなたにわたしは名前をつけてる交差する 虹と太陽いつも歩く坂道で横顔と 季節だけをぼんやり眺めるだけじゃない偶然のような 毎日でハミングして あなたの罠を捉える その背中に 何を映そう怯えていた 私のすべて裸足になって 伝えるからあなたの…

  • MUSEUM – カコイミク

    Come closer彗星のように光る ふたりのてのひらずっと そばにいるだけのMuseum ふたりだけの場所で 高鳴る気持ちほら向き合ってI say“I love you”You say“I love you”Wrapped in songs of night and dayねじを回してすぐに口づけLooking for your loveKeeping your loveI wanna be …

  • IROHA – カコイミク

    通り過ぎてゆく人たちに 笑顔で挨拶をしたら 虹色が見えた不意に現れる太陽は どこかヒリヒリとさせて 切なさを呼ぶの 居心地の良い 狭い部屋今映るものが 全てです 空が落ちて 息が止まりそうなドラマチックな話じゃないけどぼんやりと痛む理由キミに見つけてほしい 時々 忘れる しあわせのイロハ人を傷つけないことなんて 難しい 綺麗なメロディ 聴く時は独りじゃなんだか 味気ない 空の行方を 探しに出かけよ…

  • イン・ザ・ダーク イン・ザ・ライト – カコイミク

    ああ深く 澄んだこの夜空を幾千の人たちが見上げてきたのだろうああ時代は過ぎめまぐるしく変わってしまうけれど変わらないことだってあるからと君は 言ってた 今も 忘れないずっとずっとここに生きていますきっと 強くなるほど僕は 君を 想う 幼すぎて 傷つけたり傷つけられたりした数えきれないほどの痛みから 優しくなれた? いつか 忘れてもずっとずっとここで生きていますきっと 弱くなのは僕に 映る 残像 あ…

  • エンプティ・エンプティ – カコイミク

    途切れ途切れ古いステレオ恋の歌や悲しい歌に しわくちゃのドレスを着て笑ってみたり泣いたりしてる 今日は きっと晴れるだろう私らしくいられそう ああ駆け抜けてく街はカラフルでどうしようもないドキドキ 始まる 疑り深い魔女の呪文目を閉じても聴こえてくる 北へ 南へ宇宙の果てへなんだっていいキミに会いたい 明日は もっと晴れるだろう大きな 花を 飾ろう ああ駆け抜けてく風がくすぐったくてどうしようもなく…

  • 彼の陽、彼の場所 – カコイミク

    白く 染まりゆく 海の色が遠くへ 遠くへと 伝うだろう温くなった手 押しこめて世界が まわりはじめる ねえ 泣きたくて 夜の風に埋もれてしまえたなら泣きたくて 目を閉じてるただ このまま 眠るよ いつか 帰る場所の 地図を広げ誰かが その場所を 暖めてる鏡のない 世界でも君に映るのは 何故 ねえ 抱きしめて 夜の風に消えて行った 声があった抱きしめて 手を伸ばせば優しい夢の跡に 静かに 残る長い …

Back to top button