ももすももす

曖昧模糊 – ももすももす

とても熱い僕の愛慕の火は
いつから点いていただろう
変わりがちな天気次第でさ
遠回りが続いてる

せせらぐような背中に
佇む孤城は水色
眩しい火花が散る夜
涼しい顔で襟正す

曖昧模糊って
絶対君のことだよ
曖昧模糊でも
世界で一番恋してるの

眩しすぎる昼間の小々波
何を話せばいいのだろう
少しでも君を知りたくて
歩幅を合わせてしまう

急展開な会話に
狼狽えることもあれど
それでも側にいたいから
苦くても飲めるスプレモ

楽しい時って
絶対君といるから
一人眠たい寂しい夜には
僕のことを思って欲しいんだ

1970年に流行ったシネマの一節を使って
僕に新しい口癖ができたから会いに来てよ
愛してはくれないことに
癇癪を起こしはしないし

だって

酔生夢死って
本当に僕のことだね
前転後転上手くできても
オリンピックには出られない

曖昧模糊って
絶対僕のことだよ
曖昧模糊でも
虚ろげな君に恋してるの

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木馬 – ももすももす

君が僕にくれた孤独を愛して生きるしかないなら僕はいつだってこの世界を空き瓶の中へ戻したい僕は電線裸足で渡る道がどこにあるのか分からず木馬はいつでも傷だらけ悪いこ

Confession – ももすももす

海から巨大生物が現れて僕を襲おう時にはあらゆる絶望に食い尽くされているからもう食べられるところはないんだ逃げ道などいくらでもあるよあなたみたいな人にはどうかお願

アネクドット – ももすももす

噂で聞いた君の姿僕の知らない街の名前心に刺さる棘の横で獣のランプ灯すけど去年と違うシャツを着せる心臓より大切な気持ち僕が最後に残す秘密寝癖がついたペルシャ猫ふと

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アネクドット(TVサイズ) – ももすももす

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息をして猫を出す朝顔の種を手で蒔く過ぎ去るオロシリアン残喘を呪う創造に喉を鳴らしたらやっとまた出会えたけどこれはさよならだね君と同じ重力の星で浮かんだって細い肩

saboten – ももすももす

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うさぎの耳 – ももすももす

踏切の音で目眩して夢と現実が混ざり合って帰れない所に来たような妙な気分に陥ったまま新聞開けば地元凶悪事件人並みに怯えてみるけど僕を待つ人はもうその町にはいないで

シャボン – ももすももす

身勝手な貴方のためこの身を投げたりしようかな神様に蹴飛ばされても愛を叫びろうそくの火のようにじんじんと燃え尽きたい透明な刀振り回したら昨日も明日も粉々になった貴

桜の刺繍 – ももすももす

右目だけ瞑った太陽が割れそうな背中を琥珀にしてくれた僕はまだ春に浸りたくてひたすらに言葉を帆布に刺繍したあなたの周りに群がった羊歯を旅籠に詰めてるの声には出せな

隕石 – ももすももす

靴を履いたまま心の奥までおいでよ壊れた機械みたいに口から漏れ出す出まかせもう瞬きするのもやめて君をずっと見つめてようかなこの部屋の隅から宇宙を眺めるみたいにこれ

ハネムーン – ももすももす

あなたの好きなところ並べて大きな星座を作ったわ爪を噛む癖は東の空で赤く光ってる遠い遠いところで優しい合図をくれるその声に頼るのじゃ寂しいから手紙を今日こそ綴るわ

ねんねこねんね – ももすももす

不思議ないのちになって飾られたいそしたら映画スターになれるのかな誰も取れないポーズして胸張りたい動物図鑑の表紙になるねんねこねんねこねんねこねむる頭疲れないよに

怪傑ヒロイン☆ – ももすももす

はじめて勇気が芽生えたの未曾有のピンチを察知してやけに曇ってる昼下がりあの娘はツンと澄ましているあなたはポッケに手を入れて時間が経つのを待っているさあ格納庫に閉

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植物戦争 – ももすももす

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