まなつ
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夢のしるし – まなつ
青になった信号機 飛び出したもん同士混ざんないように抜かれないように 埋まらない解答用紙 迫られる選択肢強がっていたってわかってしまった後悔の行方 もう全部捨て去ってってヤケにもなれないで誤魔化し隙間を埋めるその場凌ぎの言葉たちがそれでも今に繋ぐ夢のしるしだ 今、散々な日々を 笑えるさそうやってここまで来たんだろう何回でも言うよ 正しさはいつだってひとつではないんだよ心震わせるそんな歌はあなたと歌…
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桜風 – まなつ
春を告げる風に揺れるスカートを掴む待ち合わせ君は変わらず少し遅れて 横並び 遠回り おかしな歌中身のない会話の暖かさいつまでも いつまでも続けばいい 甘い幻想浮かべてた ふわりと咲く桜 振り返る道から思い描く未来が今は見えなくてもたしかに僕らはこの場所で笑い合っていた春風 頬かすめて 鐘の音 走り出す足音 軽快に唄うお決まりの階段ではじまる昨日の続き 目があってそっと高まる胸をおどけて隠した昨日の…
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忘れ – まなつ
そっと6月の雨が街を濡らして今年も大嫌いな夏が来る安いプライドの傘を広げたら駆けだして いつか止むさ 大事なことはいつだって全部そこに詰まってた2人口ずさんでいたラブソングなんにも知らないフリして夏は過ぎていくけど明日、歌を歌って べいべー 忘れないでいて君だって 僕だってまだ変わらないべいべー 忘れないでいてくれたらいつかの街まで フッとため息と煙を吐き出してあれから何度目かの冬が来る夜も明るい…
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ブルーメモリー – まなつ
メロディ 口ずさむ君を忘れないように 戻れないメモリー 伸びた飛行機雲は空を走っていくこぼれ落ちそうな淡いブルーを切り裂いては消えんだ そして2度とこない今に僕ら目を瞑った忘れられない様な景色を恐れてしまった 交差する電線 濡らすだけの雨僕を置いてったなにも知らずにいられたらよかった メモリー忘れないように 立ち止まっていたただ過ぎてく時の中メロディ 聞こえなくなったら移り行くように全部色褪せて行…
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エピローグ – まなつ
なんでもない話題探して送れないまま手が止まるほんと馬鹿だよな今更何を言っても意味ないのに タイミングとか価値観だとか何かが合わなかった言い訳言い聞かせて折り合いをつけたつもりでいる 早送りみたいに 移りゆく日々の中で君がいないこと以外変わらないんだ僕だけ止まったまま 今終わり迎える物語の最後の最後は見たくもなかったよ未来を夢見ていた二人は確かにいたのに「元気でね」「幸せだった」なんて優しい言葉は言…
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恋は微炭酸 – まなつ
まるで誰かみたい 腑抜けていたサイダー飲みきって横になる今日はもうこのまま寝てようかなぁ だけど項垂れているだけじゃダサいな無意味な口実でも 誘い出したんだもう行くしかない 無計画でエアコンを切って浮かれたシャツに袖を通せばもう考えるのは後だ 炎天下でも飛び出してこの暑さに任せ駆け出して見えないフリをして やり過ごす太陽邪魔はしないでよ 忘れたような顔をして裸足が似合わない恋をして返す波が君を連れ…
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あゆれでぃSUMMER – まなつ
NA… ハイなテンション もっと!センセーション待ってらんない そうだイッツオーライハイなスピード きっと欲しがってるみんなはどう?盛り上がってる?? まったく困ったものね さんざん慣れきってるソーシャルなディスタンス冗談じゃない!秘密の太陽密に感じていたいよ ぼっちなって 考え込んでしょうがないじゃ終われない待ってないでやらかそうやっぱ夏はこうでなくちゃ あゆれでぃSUMMER 願う…
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ドロップ – まなつ
邪魔になって捨てるだけだってわかりきって欲しがっていたんだ山積みの洗濯物と嘘 散らかる部屋隠した 後になって気付いたよねぇ言ったこと半分も伝わんないなら好きだとかもう言わないで 違う誰かと重ね合わせたら目を閉じ 手を繋いでいてよ寄せた頬の温度が愛おしい仕方ないな 戻れないなもうなにもないよ 触れてしまった 感情は消えないで口にすれば甘すぎるだけのねぇなんでもない君でいい気付かないようにしたって 重…
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ヒーロー – まなつ
足りない頭使ってみたけど結局ダメだった頼りないアルコール9%じゃさんざん君を歌ってみたけどトーチソングじゃ救えないアンコールも来やしない ロッケンロールが無くたって生きられるそんなはずはないのにロックンロールが無くたって生きているそんな自分がいます いつからそうなっちゃったのドキドキもせずにいつかはどうなっちゃうんだろうまた思い出せるかな ねぇ大したことないさと言って連れ出しておくれよねぇうるせぇ…
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僕たちの答え – まなつ
はじけとんだ胸んなかの蓋してしまってしまった僕らの夢また逢えるでしょ?さざめく音の中 疲れもないまま電気消して窓の向こうやんわりと濡らした雨もう午前4時 出番なし 目覚まし 何もしないまま季節抜け反応速度鈍って過ごしちゃってもう午後9時 サイも投げず 溢れ出たモノ止めないで はじけとんだ胸んなかの蓋してしまってしまった僕らの夢まだ覚えてる? あの日のこと泣いてばっか いやんなった捻れた長い道 毎日…