まつり
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いつの日か、生活の一部になった。 – まつり
飾り気のない言葉と飾り気のないこの部屋で飾り気のない生活を送った 居心地のいい腕の中居心地のいい君の声居心地のいい君の助手席 2人で住むのが夢だったのに特別が普通になっていったそれなら一緒に住まなきゃ良かったね 慣れてしまった2人の恋の形離れてしまった2人には治せなくて解けてしまった2人を繋ぐ糸はもう戻ることもなく歪んだ 1人の時間が欲しくなっていた友達に会う時間が増えたその度に愚痴をこぼしていた…
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元恋人よ – まつり
私たち気づいたらもう1ヶ月がたったね意外と君がいなくても大丈夫みたいあんなに泣いてた夜が嘘みたい でもね寝る直前にただ目を瞑ってると考えないようにしてるのに思い出してしまう もう何もないのにな一緒に暮らしてた部屋もないのにな君の匂いもないのになどうしてどうして思い出してしまう 何十回抱き合って寝た夜も何十回君の手を握ったのも数年も経ってしまえばきっと忘れてしまうのだろうか それとも笑い話に出来るの…
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243 – まつり
悲しい悲しい夜にラブソングばかり聴いていた抜け殻になった体が宙に浮いてるみたいで愛しい愛しい君は僕の前から消え去ったなんの前触れもなく、いやこれも運命なんだね 突然の別れ泣いている君を受け入れられなくてすぎてく時間と増えてく沈黙もう夜だよ 君が泣くくらいなら振らないで欲しかったなそれでもいいからそばに居させて思ってもないこと言ってごめんねでもまだ好きだよ どうせ別れるくらいなら察せる行動を示して置…
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なんとなくね – まつり
いつもと変わらない毎日の中でふとした瞬間に思い出すなんだか全てが正夢のようでなんでか歯痒い気持ちになるんだ 蘇る記憶の裏側に君と過ごした日々 懐かしい匂いいつものコンビニ、あの遊園地もなんとも思ってないのに なんとなくね、なんとなくだけど時より君の顔が浮かんでくるのなんとなくね、なんとなくだけど声が聴きたくなるの「まだ好きなのかな」 今度会ったらまた泣いてしまうかな忘れたつもりではいたんだけどどう…
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演技で染めた二人の日々に。 – まつり
あなたの側に居れる自信がないの今の私に何が出来るかな少しでもまだ信じていたかったなあなたの好きをまだ感じていたいの 私が嫌いになりたいあなたは今日も柄じゃなくヘアセット鏡越しに笑ってた 平気なフリをしているのあなたの前では演技しかできないのよ私本当はあなただって気づいてるんでしょ惨めだよね、こんなの いつかまたあの幸せだった2人に戻れるかななんて思ってた私の気持ちとはちょっと違うみたい会えない日々…
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だーりん。(2022) – まつり
1.2.3ねえ だーりん だーりん こっち向いていたずらな笑顔で笑いかけてだーりん だーりん そっぽ向かないでよ私だけ見てて ああ 君の声が聴こえるちょっとだけ触れてもいいかないつもの1日が終わる私さどうしたらいいの? 明日にはきっと消えちゃいそうなくらいな勇気だよ今日ならちゃんと伝えられる気がしたんだよ 行かないでよ ねえ だーりん だーりん こっち向いていたずらな笑顔で笑いかけてだーりん だー…
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恋仲花火 feat. enu – まつり
夕暮れ 君の姿が 茜色に浮かんでた優しい 夏の風波、溶けたアイスが滴る 知らないこととの境界線。知らずにいいことが増えて見えない心(もの)とは裏腹に雫が頬を伝った 刹那に照らす切なく消える煌めく花火ゆらゆれるその記憶さえ忘れてしまえばいい君と繋いだ今がここにあるから 騙すことのできないこの気持ちいたずらに戯れる 淡く染まった夜空の向こう夏の終わりに見つめてた 刹那に照らす切なく消える煌めく花火ゆら…
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縋った恋に、サヨナラを。 – まつり
あの時の私はこの人しかいないんだと思っていたんだと、ほら辺りを見れば色んな人たちがいるよ自分が苦しむ前に逃げ出して、その自己暗示を解いて今の自分に必要だったのは貴方じゃなかった 一歩踏み出すことが怖くて見えないフリしてた あぁ、ちゃんと変われてるよでも今は幸せだよ貴方のこと忘れられたんだよ本当は苦しかったよ、本当は消えたかったありのままの自分を見て 未来ばかりを測って自問自答してた日々ちゃんと向き…
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自惚れ。 – まつり
万が一、そんなことばかり考えてるあんなことそんなことないものばかり強請って何かの間違いで変わっちまえよ世界誰か叱ってよ、貴方には頼まないけれど 馬鹿だなぁ、私も貴方も片手に収まるくらいの愛情に騙されてたんだよ魅せられてたんだよどうかどうか涙に意味をおくれ 照らされた観覧車は琥珀色スニーカーとプラモデルに留守番を任せてアトラクションは一つだけ、気まぐれで濡れた髪を揺らす夕日はもう眠る 帰りの国道20…
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夜明かし。 – まつり
部屋の明かりはもう消した眠れないまま時間が経った君は消えてしまったのか?もう二度と会えないままなのか? 淡い光の差す部屋でただただ連絡を待っていた二度と会えなくなったならこのまま消えてしまった方が いいな全部さ終わりに出来たらいいのになもう顔すら見せてくれないのね ねえ、いまどこにいる? 夜明けが近くなるにつれ嫌気がさすほどに思い出すもう会うことがないのなら思い出せないほど記憶薄れても いいな全部…