ばんばひろふみ

夢ごろも – ばんばひろふみ

ya ya ya ya ya ya ya ya ya

春の香りに 誘われて
そぞろ歩きの 高台寺
しだれ桜の 花びらが
衿もとを かすめ

夏の夕ぐれ 蝉しぐれ
石塀小路の 打ち水に
竹の葉 揺らす そよ風が
たもとに 忍びこみました

ひとり旅です 雲のような
おぼろ月夜の 夢ごろも

秋の夜長の 忘れ時
八坂神社の 道はずれ
もみじの赤に 照らされて
足もとを みつめ

冬の灯りの あたたかさ
祇園の街は 雪化粧
舞妓のカラコロ いそぎ足
つめたさ 身にしみてきます

長い旅です 河のような
迷い月夜の 夢ごろも

ya ya ya ya ya ya ya ya ya
ya ya ya ya ya ya ya ya ya
ya ya ya ya ya ya ya ya ya

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