ぬゆり

  • フィクサー – ぬゆり

    今日までの記憶の全部を消してしまう時まで眠れないあしたから生きていく自分の身代わりが欲しくて堪らない大丈夫と言わせて 後から君のせいにさせてはくれないか今更意味ないから後から君のせいにさせてはくれないか 出来ない約束をとうとうと溢れる一言一言ばかりに脳を奪われるくらい意味を成せない 何も出来ない見えない 逃げたい 飛びたい やめたい 逸らせない だから沈め這い上がれないほどまで飽きるまで落とせ救い…

  • フラジール – ぬゆり

    くしゃくしゃになった診察券を持って簡単な想像に日々を使っている単調な風景にふと眠くなって回送列車に揺られ動いている看板の照明が後ろめたくなって目を落とした先で笑っていた通りを抜けて路地裏の方で屈託もなく笑っていた 映画の上映はとうに終わっている 叱責の記録がやけに響くからできれば遠くに行かないでくれ 出来るなら痛くしないで 構わないで 離れていて軋轢にきゅっと目をつむって報わないで 話をして窓越し…

  • 顕現 – ぬゆり

    感覚は触れたら辛うじて空想は靄を晴らせない進行は整っていないだけ外見は分かりたくもない 芽吹いていくように 願っているように僕らは思い思い勝手だから悟るように 分かってるように形を成す飲み込めない熱をずっと ずっと 溢れるくらい 噎せそうなくらい ずっと ずっと 吐きそうなくらい 焼けそうなくらい 神経は絶えずただ張っている瞳孔は未だ開いている 枯れていくように 空っぽのように僕らは規律的に舞って…

  • 祈りはからっぽ – ぬゆり

    自分が 季節が 誰もが勘違いをしている稚拙が 俯瞰が 違った形を装い出す 不埒な言葉が 喉から引きずり出されている何処から来たのか 歩いて歩いて歩いている 行き場を作れないままで 僕は君だ 君は僕だ霞んで透明な影の指先が蕩けて揺らいで交わる 何も聞きたくなくなっている頭の中は正しいか間違っているか比べられなくなる指折り数えている祈りは空っぽになったきっと きっともう 頼れないな 誓いや怒りが優しく…

  • let us alone – ぬゆり

    名も無き星の夜を 今流れるだけの夜を 今 名も無き星の夜を 今流れるだけの夜を 夜を 人気の新着歌詞 石けんと薬 – ぬゆり 手に余るほどの 目には見えないはずの平凡を壊して満たしてひた隠しきって 生活のために命を使って喉元を見れば分からないものが巻き付いている息が詰まる何秒か前までに 映ら – ぬゆり 煙の中で鈍くなっていた痺れたまま横たわり眠った上の階から響く怒声は優し…

  • プロトディスコ – ぬゆり

    おんなじだけ夢を見てる狡猾さに違う言葉を今ただ待ち続けている今しがた終わるはずだった想像に延命処置を続けてまだ息を注ぐ代わりの利く感動を 焼き増しのドラマチックをあなたへ語り得ぬさいはての奥を無理矢理繋いで奪わないで 無くさないで それから どうかもっと嫌って 際限なんか奪って衝動なんかもうどうなってもいい崇める意味が溢れる前にオリジナルの地獄に落ちてどうかもっと祈って 這い蹲って祈って偶像なんか…

  • 溺れてしまった – ぬゆり

    もういっそ消えていたいと願ってしまう果てでは繰り返した毒でも届かなくなってしまう悲しかった言葉も 美味しかったごはんも砂を噛むようになって味気なくなっていくさよならも言えずに 怨むことも出来ずに心で飲み込んだあやふやな気持ちが声になることもなく 重くのしかかられて眠れなくなって朝を迎える度に嘆く痺れた腕解いても堂々巡りで今日また日が暮れていくどきどきした話も飲み込めないばかりで消えてしまえばいいと…

  • 命ばっかり – ぬゆり

    日々を磨り潰していく貴方との時間は簡単なことじゃ許せないくらいにおかしくなってしまった 安心したいだけの口先だけじゃ いや どこまでも純情だ ここまでと悟った座り込んでもう歩けなくなる最初だけじゃないなら 際限もないならばどこへだって行けるはずさ 遠くへ 遠くへ 水の味を覚え街路に目が眩み夜を越えてしまう遠くへ 遠くへ 動けない僕のことを忘れて 知らないを知りたかった 知り得ることはなかった水圧で…

  • 幻聴 – ぬゆり

    形があると信じて叫ぶ ガヤガヤの域に流されていく触って舐めて噛んで食い荒らす 時間がちぎれる砂を食むような無駄の塊がフラフラ眼の前を飛び散らかしてる こちらを見ている 冒頭のシーンは念入りに あとはもうくしゃくしゃの長回し間違っていても進み続ける 不足はない対峙する声のむき出しの熱がぼやぼやの脳に曖昧に沿ってしまったただ穿ち続ける するりと抜ける 開眼は遠く 開眼は遠く心奪う感覚に芽生えて開けば真…

  • 映ら – ぬゆり

    煙の中で鈍くなっていた痺れたまま横たわり眠った上の階から響く怒声は優しかった母親に似ていた行くべき場所も何もないままコンビニで初めての会話をあの時僕は前後不覚に声を裏返した 幼いころ考えた最悪の日々を今絶望も忘れて唯生きている生かされている 漠然と今を疑った 只疑ったそれ以上はないまま日が沈みきった 夜明けを待ったどこも行けないでもどかしくなった 失望ばっか溜め込んでばかりでは言いたいことも無いか…

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