真夜中にひとり絵をかく
自分の顔の絵をかく
どことなく似てる悪魔に
なおせばさらに似てくる
誰にも見せないこれが俺の顔さ
恋人よお前も見たら石になるぞ
真夜中にひとり絵をかく
醜い顔の絵をかく
諦めそこないの蛇口から落ちる
水滴の音を聞きながら
風吹けば風がうるさい
恋すりゃ恋がうるさい
悲しみよ何故にお前は
静かに眠ってくれない
涙のかわりに俺の頬の上に
一匹の小さな黒い蟻をかいた
その蟻が動きはじめる
顔中一面這いまわる
涙の蟻は耳に忍びこみ
そして心まで降りてくる
人気の新着歌詞
鏡を見て 自分を見て考えなさいと 言いたそうにこの私を 好きだなんて冗談でしょうと あいつは言う大きな目と 高い鼻白い歯と 紅い口バカにした笑い声この女の 鼻っ
モナリザみたいな顔をしてカマキリみたいな恋をする愛してもらって楽しんで終れば男を喰い殺すお前に触れるとダメになる男はたちまち破滅するお前は幸せしゃぶるだけ決して
船が港に 着いた夜は街に立つ女には 書き入れ時なのミンクを襟に ふわりと巻いてタバコ持つ指先で 男を誘うそこの小粋な マドロスさんよ遊びませんか 私とひと晩寝る
あいつは髪の毛 振り乱し涙をいっぱい 目にためて棄てたら死ぬわと 言いながら両手で背広に すがりつくその手を無理矢理 ほどいて逃げだすぼく真昼の路上を 突然駆け
あなたの子供ができたと君は言ったきびしい冗談よせよとぼくは言った愛しあうことになんで子供など 要るものかその一言で出て行った君のうしろ姿 君の置き土産猫が一匹そ
別れの涙は見たくない特にお前の泣き顔は微笑むような寝顔を見ながら 俺は身を起こす「さよなら」たった一言を紙切れに走り書きをしてお前の枕元にそっと置いてドアを閉じ
お前の顔は 見あきたしお前の声も 聞きあきたお前の躰 抱きあきたどうすりゃ愛が よみがえるそうだこうしようたまに二人で踊ろうかちゃんとお洒落して顔に仮面(マスク
最後のデイトは食事だけよ私は明日お嫁にゆくあなたを離れて愛することの淋しさ 日に日につのるからはるかな年上のあなたの すべてが珍らしかったありがとう 今日までの
星のない暗い海に船出した 帆のない小舟あてもなく 波間に揺れて悲しみの 歌のまにまにゆらり ゆらゆら ゆらりゆらり ゆらゆら ゆらりある時は嵐に泣いて友を呼ぶ
時には娼婦のように 淫らな女になりな真赤な口紅つけて 黒い靴下をはいて大きく脚をひろげて 片眼をつぶってみせな人さし指で手まねき 私を誘っておくれバカバカしい人
あの時お前が生まれてたら今頃十八 娘ざかり春の風に長い髪をなびかせながらぼくと腕を組んで街を歩けたろうにとりかえしのつかぬ過ち女の子と知って泣いたよままごと遊び
俺が他の女と 一緒にいるところをお前に見られた あの時ほどおどろいた事はないね荒れた女同士の 喧嘩を俺は見てたベッドでタバコに 火をつけて煙をはきながら水をかけ
あゝ なんて退屈なのあゝ とてもやりきれないねぇ これが結婚なの同じ顔 同じ声 つくづく厭(あ)きたわねぇ 私浮気したのそう ちょっと魔がさしたのそう 彼のお友
君のリズムは古くさいよとバンド仲間は嘲笑うけど年齢(とし)はとってもジャズが生甲斐俺は場末の老いぼれドラマー黒いメガネにあご鬚つけてかぶるかつらはカーリーヘアー
あの日から ハルピンは消えたあの日から 満州も消えた幾年(いくとせ) 時はうつれど忘れ得ぬ 幻のふるさとよ私の死に場所は あの街だろう私が眠るのも あの地(つち