赤い鼻緒がぷつりと切れた すげてくれる手ありゃしない
置いてけ堀をけとばして 駆けだす指に血がにじむ
さくら さくら いつまで待っても来ぬひとと
死んだひととは おなじこと
さくら さくら はな吹雪 燃えて燃やした肌より白い花
浴びてわたしは 夜桜お七
さくら さくら 弥生の空に さくら さくら はな吹雪
口紅をつけてティッシュをくわえたら
涙が ぽろり もひとつ ぽろり
熱い唇おしあててきた あの日のあんたもういない
たいした恋じゃなかったと すくめる肩に風が吹く
さくら さくら いつまで待っても来ぬひとと
死んだひととは おなじこと
さくら さくら はな吹雪 抱いて抱かれた 二十歳(はたち)の夢のあと
おぼろ月夜の 夜桜お七
さくら さくら 見渡すかぎり さくら さくら はな吹雪
さくら さくら さよならあんた さくら さくら はな吹雪
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舟唄 – 花見桜幸樹 お酒はぬるめの 燗(かん)がいい肴(さかな)はあぶった イカでいい女は無口な ひとがいい灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいいしみじみ飲めば しみじみと想い出だけが
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お久しぶりね – 花見桜幸樹 お久しぶりね あなたに会うなんてあれから何年経ったのかしら少しは私も 大人になったでしょうあなたはいい人 できたでしょうねお茶だけのつもりが時のたつのも忘れさせ
時の流れに身をまかせ – 花見桜幸樹 もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか平凡だけど 誰かを愛し普通の暮し してたでしょうか時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ一度の
浪花節だよ人生は – 花見桜幸樹 飲めと言われて 素直に飲んだ肩を抱かれて その気になった馬鹿な出逢いが 利口に化けてよせばいいのに 一目惚れ浪花節だよ 女の女の人生は嘘は誰かが 教えてくれる恋