長い夢のその後では
すべて移ろいやすい時代の気まぐれ
気付いていた 本当はとっくに
追い越す背中を見つめながら
長い夢のその中では
すべてはひとつの朝につながるものだと
信じていた 理由はなくても
まだ見ぬ明日に恋していた
夢中になった方 夢中にさせた方
愚かなのはなぜ? 選べるのは誰?
希望はいつでも絶望という名の服を着て笑っている
いつかきみが言ってた言葉 なぜだろう思い出してきた
長い夢から覚めた後で
この手に残ったものをぼんやり見ていた
きみは今日も自分に似ている
羽の無い鳩を飛ばそうとしてた
空に向かい 何度も何度も
本気になった方 本気にさせたほう
やさしいのはなぜ? 笑えるのは誰?
足りないものだらけのきみをそれでもいとおしく思うよ
つぎはぎだらけの運命を それでも
足りないものだらけの今をそれでもいとおしく思うよ
でこぼこだらけの運命を それでも愛していると答える
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