矢野顕子・野口聡一

雲を見降ろす – 矢野顕子・野口聡一

国際宇宙ステーションの
窓を開くと地球がみえる
まあるい、まあるい、水の星
太陽の光をあびて まばゆいほど輝いている
白い雲も まばゆいほど輝いている
Every cloud has a silver lining
雲には 銀色の裏地があるっていうけど
僕は silver lining を見ているんだ
雲を見下ろし
Silver lining にみとれて
僕は、雲の反対側にいる人たちのことを想う
明日いいこと ありますように
Every cloud has a silver lining

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ドラゴンはのぼる – 矢野顕子・野口聡一

5,4,3,2,1 Lift Off!待ちに待ったその瞬間大地をけって ドラゴンは昇る火がついたエンジンは止まらない燃料は満タン、液体酸素もたっぷりとレスポンス

ここにある地球 – 矢野顕子・野口聡一

窓を開ければそこに地球があるぼくたちはみんなそこからきてやがてそこにかえっていくんだよでもやがて宇宙でうまれてそのまま宇宙でいきていくこどもたちがでてくるだろう

透き通る世界 – 矢野顕子・野口聡一

宇宙服にもぐりこむヘルメットをかぶるハッチが閉まる空気が抜かれていく仲間がいる世界から死だけが待つ世界へ空気と一緒に、いのちの気配が消えてゆく空気が透き通ってい

月と地球とドラゴンと – 矢野顕子・野口聡一

地平線からゆっくりと月が顔を出すはじめは大気のベール越しにぼんやりとでもやがて宇宙の闇にくっきりと月はとっても力強いだって太陽の光を反射してるから地球も月も太陽

ごらん – 矢野顕子・野口聡一

What a viewぼくと地球と宇宙船みんな一緒みんな対等みんな おたがいに引かれあいながら宇宙という大海原を漂っていく長い人生のほんの一瞬だけぼくと地球はま

巡りゆく月 – 矢野顕子・野口聡一

4月の満月はピンクムーン夜空を照らす大きな月がゆっくりと落ちてゆく地球の裏側に大気圏のカスミの向こう側にくらげみたいにゆらゆらとやがて大気圏のヴェールに溶けてゆ

青い夜 – 矢野顕子・野口聡一

頭上に新月眼下に日蝕青い龍の静かな夜

南極に行きたい – 矢野顕子・野口聡一

南極ってどんなとこ?地球のてっぺん氷の大陸寒くてまっくらみんないろいろ言うけれど宇宙と南極は似てるかもとっても過酷だけど、人々は肩寄せ合ってしっかり生きている生

宇宙を歩くひとたち – 矢野顕子・野口聡一

Spacewalkers は歩かない宇宙遊泳は泳がないハッチを出たら、ひたすら目の前の手すりを掴んで進むんだ無限に広がる宇宙の中で掴めるのは目の前30センチの手

育てよう – 矢野顕子・野口聡一

植物を育てよう大地からこんなに離れててもちゃんと芽がでてごくごく水を飲んでしっかり育っていく植物に必要なのは水と養分と光それとたっぷりの愛情地球(ふるさと)を離

愛しい野菜 – 矢野顕子・野口聡一

地球を離れていても植物があるのはいいことだ太陽があたらなくても植物は育てていける水をあげて、肥料をあげて、寒くもなく、暑くもなくしっかりケアしてあげれば、植物は

ここに いるはず – 矢野顕子・野口聡一

ここに いるはずあたまのうえにひろがるそらいっぱいのほしをみながら きみはかんがえるあたらしいみらいがまだみてないせかいがきっと どこかにあるはずめのまえにひろ

おかえり はやぶさ2 – 矢野顕子・野口聡一

51億キロを旅してきみは今日地球に帰ってくる火の玉になって遠い遠い小惑星のかけらを僕らに届けるために秒速12kmで飛び込んでくるきみの姿を一目みたいチャンスは一

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