皆川溺

Lucky – 皆川溺

今急いでいる
あの街まで
今飛ばしている
各駅停車で

桃色の筐体を靡かせて
それで考えてる
遅刻の言い訳を

不安な気持ちはいつまでも
消えることはないけれど

雨粒の影に身を潜めて
いつまでも恋をしてたいんだよ

そんなことを時折思い返しては
枕を濡らすような日々が
これからもずっと
続いていくような気がするけれど

これはどれだけ切ない物語なんだろうか

君が覗いている
池のほとりで
僕は濁している
エメラルドグリーン・バード・ライフ

血みどろのシーツを靡かせて
それで今夜も鳴いている
天命と言い訳て

猫だましばかりで狡いよなあ
そんなこともないけれど

虹の彼方
僕は興味ないので

でもどうしてだか涙が零れ落ちるのです

迫り来る波が
グロテスクに蠢いて
蒼いはずなのに
蒼いはずなのに
腕の断面みたいで
僕は半歩下がっては見つめていたよ

昔飼っていた猫の鳴き声を
僕はまともに思い出せなくて
それでも顔を上げて
必死に生きてくしかなかった

昔捨てた犬の歯形は
ろくに消えてくれはしないけれど
それでも引き返すことは許されやしないんだ

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