文藝天国

シュノーケル – 文藝天国

君ならきっと分かるだろう。
もう人生なんて飲み干した空き缶みたいだ。

僕らの愛も飲み干した。
ならセンドリターンで、歪ませて
掻き乱してくれ。

きっと君の歌も聞こえなくて
ずっと泳ぎ続けている。

僕らいつまでだってシュノーケル
傷口に水が染みないように、
選択さえ繕っていく
から心の全部を貸してよ。

君だけなんだシュノーケル
ただ僕は一人で踊っている。
客一人いない舞台の上
出来の悪い芽は摘んでよ。

君から嫉妬は足るだろう。
その価値はステージ残り二部
掻きむしる頭

僕ら枠から飛び出して、
安心を自由と引き換えた。
虚しいものだと

言って
僕の声も届かないの
知って君はギターを弾くの?

僕らいつまでだってシュノーケル
この期待の声に応えても
責任とかほざくんだろ?
なら知らない方がよかったなあ

君さえもっとシュノーケル
そう僕は一人で溺れていく。
客一人いない舞台の上
出来の悪い芽は摘んでよ。

君の視界だけエーテル
もう金なら海に溶かしたわ。
終りが来るのは分かってる
からこの息だけでも継いでよ。

君の心が透けてるのを
知っては、僕は溺れていく。
客ならどうでもいいから。
君のために僕は踊るから。

いつまでだってシュノーケル
この痛みを悠に超える波
それなら今日で外すから
もう、水槽さえ汚いんだよ。

君だけだったと書いてる。
この音楽だって終わっていく。
縋った想いで掴んだの
最後の息だって飲ませてよ。

君ならきっと分かるだろう。
僕の選択だって間違えだ。
空き缶は捨てた。

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