山川豊

  • 別れのしぐれ宿 – 山川豊

    名残り惜しむよな 雨音聞いて別れの杯(さかずき) 交わす夜心はあなたの ものですとうるんだ瞳を 忘れはしないありがとう ごめんな…幸せやれずに詫びてせつない あぁ しぐれ宿 これが私には 最後の恋とつぶやく女の いじらしさなんにも言えずに 抱きよせる一緒になれない ふたりの運命(さだめ)ありがとう ごめんな…幸せやれずに詫びてせつない あぁ しぐれ宿 明日(あす)は別れゆく つらさを隠しぬくもり分…

  • 兄貴 – 山川豊

    ガキの頃から 兄貴の背中今日まで追いかけ 人生半ば夢のしっぽを ふたりでつかみここまでどうにか 歩いてこれた無口な酒と 静かな酒と話すことなど 少ないけれど少し遠くで 少し近くで兄貴よ 兄貴よ 自分を大事にしろよ やんちゃ坊主の 兄貴が好きで男の生き様 風切る肩は潮のにおいを 拭き取りもせず心は故郷 体は都会照れ屋の酒と はにかむ酒と「それじゃまたな」と 別れるけれど少し遠くで 少し近くで兄貴よ …

  • 浪花ど根性節 – 山川豊

    たった一人の 女のために泣きや苦労を 見るなんて浪花男の 名がすたる小さいこころは 通天閣に昇るおてんとさんのようでかく明るく なればよい たとえ半端な 暮らしをしても人にゃ迷惑 かけやせぬ浪花男の ど根性俺はその日を 精一杯に強くまともに一すじに明日の人生 生きてゆく 叩く祭りの 太鼓の音がどんと沁みるぜ この胸に浪花男の 意地見せるせめて自慢の 声張り上げて唄う双肌(もろはだ) 勇(いさ)み肌…

  • ふるさとは港町 – 山川豊

    海鳴りが 胸を揺(ゆ)する生まれたところは 小さな漁村帰って来いよと 懐かしい旧友(とも)が呼ぶよな あぁ港町 夕焼けに 頬を染めて兄貴とふたりで 遊んだ浜辺今夜も夢で おふくろが待っているよな あぁ港町 足早に 時は過ぎて一途に夢追い 歩いてきたが忘れはしないさ ふるさとは潮の匂いの あぁ港町 人気の新着歌詞 アメリカ橋 – 山川豊 風が足もとを 通りすぎてゆく久しぶりだねと 照れて…

  • 人生苦労坂 – 山川豊

    いくつ越えても その先は苦労ばかりの 九十九(つづら)坂世の中 平らな 道なんかあっという間に 行(ゆ)き過ぎるそれが人の世 人生なのさ 人の情(なさけ)と 人の恩胸にしみるね 雨の夜は変わる世間の 裏表(うらおもて)耐えて越えたら それでいいそれが人の世 人生なのさ 一つ二つの 躓(つまず)きに弱音吐(は)いたら 笑うだろ意地があるなら 男ならのぼりきるのさ 苦労坂それが人の世 人生なのさ 人気…

  • 男の昭和挽歌 – 山川豊

    男心の いちばん奥に誰にも見せない 傷がある雨の横丁 縄のれん酒が知ってる 男の涙今なら笑って 話せるだろか遠い昭和の あゝ男の挽歌 男心の いちばん奥に詫びてもすまない 女(ひと)がいる陰に日なたに ついて来たなんで離した 可細い指を今なら幸せ やれるだろうか遠い昭和の あゝ男の挽歌 男心の いちばん奥に忘れちゃいけない 場所がある夢を叶える その日まで見ててくれよと 誓った故郷(こきょう)今な…

  • 雨物語 (2020バージョン) – 山川豊

    別れ話をしているともっと愛してしまうから肩を抱きよせ歩きだす二人だけの舗道雨がけむる街角では男も女も濡れてあしたも逢いたくなるくらい未練が止まらない つらい恋ほど燃えるのは人間(ひと)の心が弱いから夢を語ったしあわせを思い出すとつらい雨は過去を流すけれど想いは死ぬまで残るおまえが泣くからこの胸に未練が降りしきる 雨がけむる街角では男も女も濡れてあしたも逢いたくなるくらい未練が止まらない 人気の新着…

  • 拳 – 山川豊

    堕ちるとこまで 堕ちたなら失くすものなど なにもない口じゃ強がり 叩いたけれど昔 馴染みの 居酒屋の灯りも そっぽを 向きやがる…… しょっぱいよなあ 他人は見た目で 品定め脛に傷持ちゃ なおのことそれが 世間と 奥歯を噛んでくぐる ガードの 暗がりで鳴いてる 仔猫を 抱きあげる…… あったかいなあ 遅い春でも 花は咲く雨があがれば 陽ものぞく裏を見なけりゃ 見えない表握り拳を 梃子にして人生 か…

  • エレジー ~終恋歌~ – 山川豊

    恋の終わりを 伝えるように俺を霧笛が 責めるのさにじむ明かりを この胸にずっと灯して いたかった 何処で生きても 同じなら何処で死んでも 同じなのおまえの言葉を 噛みしめて詫びてしぐれて 港町 ひとの温情(ぬくもり) 欲しかった他はいらない はずだった嘘でいいから 恋の唄歌い続けて いたかった 何処で泣いても 同じなら何処で飲んでも 同じなのおまえの涙を 忘れない思い出さすな ブイの灯(ひ)よ 何…

  • 男の背中 – 山川豊

    男の肩と 背中にはむかしの影が ゆれている恋も 涙も 悲しみもだれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれてグラスの底に 明日をみるおまえはそんな 男の姿気付かないけど 男の胸の おくのおくそのときどきの 夢がある過去も 未来も ぼんやりと忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり見つめて愛に ゆれながらおまえのあまい かおりの中で休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれてグ…

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