小林啓子
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ストーカーと呼ばないで – 小林啓子
ストーカーと呼ばないで あなたが 好きなだけストーカーと呼ばないで あなたを見てるだけ 通勤電車の 同じ車両 幸せな 毎日砂を噛むよな 私の暮らしに 明るい日が差したスーツ姿に 縁なし眼鏡が 自信に満ちていてあなたをもっと知りたくて 後をつけましたお勤めの会社 わかったので 有給とりました後は自然に あなたのお家が わかりました ストーカーと呼ばないで あなたを つけただけストーカーと呼ばないで …
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引き潮 – 小林啓子
引き潮 満ち潮 月は満ち 月はかげり心は波になる 心は音になる心は夜になり そして消える長い夢を見るために 長い夢を見るために かぎろい 花の雨 春はまためぐり来る吹雪にとざされて 言葉もなくしたころ季節に身をまかせ そして生きる春の数をかぞえては 春の数をかぞえては 舞姫 歌姫 再びはないものを過ぎし日に思い馳す いつの世も同じように時代の片隅に 忘れ去られやがて土になるだろう やがて土になるだ…
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おんな捨てるなよ – 小林啓子
「おんな捨てるなよ」きみは言ったね「おんな捨てるなよ」木漏れ日のなかで怖いほど優しく抱きしめながら「仕事がんばれよ でもおんな捨てるなよ」きみにキスしてわたしは誓うもちろんけして捨てはしないそうして熱く愛し続ける きみを だけど…ああ勇気がいる古代まで貫く勇気が島孕むイザナミよ太陽のアマテル月宿すミヤズよ海開くトヨタマそして恋を戦うメドリよどうか愛する勇気を贈ってはるか未来のおんなに わたしに お…
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I Will Sing – 小林啓子
あなたの その言葉で どんなに励まされただろう誰もが だめだと言った でもあなたは出来ると言った消えかかった灯火を そっと手で包むようにあなたのその一言が 私に勇気をくれただから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ちだから私は歌う 歌い続ける それが あなたへの感謝の気持ちI will sing, I will sing 冷たく 長い道は どこまで続くのだろう不安で 寂しくなって …
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宇宙の子供へラブソング – 小林啓子
君は本当によく来たね町へようこそ この星へ近所の犬や猫も裏庭に集まって みんなで花火上げた 葡萄畑に蛍が飛んだ夏の夜空に星が流れた 北斗七星 オリオン座夜空を流れる 天の川君の希望の未来をみんなで歌った宇宙の子供へラブソング 葡萄畑に蛍が飛んだ夏の夜空に星が流れた 葡萄畑に蛍が飛んだ夏の夜空に星が流れた 人気の新着歌詞 比叡おろし – 小林啓子 風は山から降りてくるレタスのかごをかかえ…
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Midnight Love Call – 小林啓子
こんな夜なかに電話して ごめんなさいただなんとなく 声がききたくて仕事のおじゃまになると 思ったけどやっぱり私 かけてしまった 外は冷たい雨が降る私 雨はきらいひとりでいるのがとてもいたたまれなくなるから 少しお酒を 飲んでみたの気持ちが落ち着くように今日は何か 変わったことがあったかしら私は あいかわらずだったわ 外は冷たい雨が降る私 雨はきらいひとりでいるのがとてもいたたまれなくなるから 言い…
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はじめての町 – 小林啓子
はじめての町に 入ってゆくときわたしの心は かすかにときめくそば屋があって寿司屋があってデニムのズボンがぶらさがり砂ぼこりがあって自転車がのりすてられてあって変わりばえのしない町 見なれぬ山が迫っていて見なれぬ川が流れていていくつかの伝説が眠っているわたしは すぐに見つけてしまうその町のほくろをその町の秘密を お天気の日には町の空にはきれいないろの淡い風船が漂う その町で生まれ その町に育ち けれ…
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愛したい 信じたい – 小林啓子
愛せない 人を愛せない僕はどうしたのか信じない 人を信じない僕はどうすればいい 油の海を泳いでる魚よ苦しいか砂漠の中を逃げて行く子供は歌わない 生まれたら 生きてることをしあわせと思いたい着るものは少しでいいだろ食べられりゃいいだろ 兄弟よ地球が曲がる歯車が壊れた兄弟よ落ちないように掴まえていてくれ 弱いものいじめはよせよ嘘つきは針千本幼な児のほほえみはいい欲ばりに見せたい 心がネ病気だよ早く治さ…
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比叡おろし – 小林啓子
風は山から降りてくるレタスのかごをかかえて唇はくびれて いちご遠い夜の街を越えて来たそうなうちは比叡おろしですねんあんさんの胸を雪にしてしまいますえ 風は琵琶湖に落ちてくる北山杉を下に見て夕焼けは よそゆきマント光る銀の靴をはいていたそうなうちは比叡おろしですねんあんさんの胸を雪にしてしまいますえ 風は今夜も吹いている死んでは駄目よといいながらさよならは 小さなみぞれそっと京都の闇に捨てて来たそう…