反町隆史

二人きりの場所 – 反町隆史

おぼえているかい? あの時を
コーヒーとチョコレートで映画を観ていたね
うれしさうな笑顔 悲しそうな瞳
一歩を踏みだすたびに 何かが見えなくなってた

自分のことしか考えられずに
たよりにできるのは 自分しかいないと
そんなことばかり考えてたけど 今は

俺が振り向くと おまえはいつもそこにいた
必要だと思うとき いつもそばで笑っていた
夢のためだけに 生きてきた俺だけど
いつか見つけるよ 二人きりの場所

おぼえているかい? あの場所を
交差点の真ん中で「キスをしよう」と突然言ったね
はにかんだ笑顔 震えてる右手
言葉を押し付けるたび 何かが霞んでいってた

のばしてた髪が肩を離れても
知らずに街並みの 先を歩く俺を
許せた心に腹が立ってた だけど

俺が振り向くと おまえはいつもそこにいた
夕暮れの帰り道で 流した涙の数だけ
夢をかなえられる この手握りしめていれば
きっと見つけるよ 二人きりの場所

俺が振り向くと おまえはいつもそこにいた
必要だと思うとき いつもそばで笑っていた
夢のためだけに 生きてきた俺だけど
いつか見つけるよ 二人きりの場所

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