南正人
五月の雨 – 南正人
そらのかけらを とびこして
いつものまちかどへ
ごがつのあめの わすれもの
あおいみずたまり
おちたにじのかげは
かぜにゆられ ゆららあ
あのひとのまつ まちかどへ
ららららららららららら
そらのかけらを とびこして
いつものまちかどへ
ごがつのあめの わすれもの
あおいみずたまり
おちたにじのかげは
かぜにゆられ ゆららあ
あのひとのまつ まちかどへ
ららららららららららら
ふりむいた あなたの背中になつのごごの ひざしがまぶしすぎてまるで わたしをさそひこんでいるようだじぶんでも はかりしれなひこの胸の くらがりをあなたは 歩ひて
あいつのことなどもういい 忘れたよォ想ってみたからって帰るわけじゃないしィ慣れれば平気さァよくあることさァだけどォ やっぱりひとりの夜は淋しいよォ嘘の恋でもいい
ひとりぼっちオレンジ色した夜の窓辺ガラスのむこうにひとりぼっち白い粉雪いつまでも少しも濡れないつもらない粉雪ガラスのむこうのうつろな瞳涙ににじんだわたしのこころ
ぼくを追い抜いてゆくのは淋しそおな 後姿ばかり、乾いた笑ひ……すすりなき……長ひひにちは こおして終わる夕闇はいつも 背後からひとを追ひやるよふにやって来る街の
あなたのためならブギなんでもするワァブギたとえ火の中 水の中あの娘がくれたブギウギ ブギウギやっぱりあいしているんよ―――