十明

魚服記 – 十明

実りかけの果実
熟れる前に落ちた
よそ見をした彼は
濁流に飲まれた

何故に生きてるのか
わからぬまま生きた
鰓呼吸するにも
息が詰まるのだから

ここまで
ここまで
ここまで、おいで

どこまで
どこまでも
遠いところへ

ここまで
ここまで
ここまでくれば

どこにも
どこにも
行かなくてもいいから、さ

まっさらで弱い身体を
晒したままでは
生きてゆけぬ、と
鱗でこの柔い身体を
覆い尽くして
大蛇になる

鏡を見て気づく
変わりゆく姿に
湿った手が触れる
じっとりと重い

何故に生きてるのか
わからぬままならば
死んでしまえばいい
死んでしまえばいいと

思った
思った
思った

まっさらで弱い身体を
脱ぎ捨てて
流れてゆくから
鱗でこの柔い身体を
守れたならば
よかったのにな

ぐるぐる回る
渦に飛び込む
もうここにはいられないからさ
最後の
最期に
つぶやいた
あいつの名前を

まっさらで
重い身体を
残したままでは
流れてゆけぬと
鱗でこの柔い身体を
覆い尽くして
登ってゆく

人気の新着歌詞

灰かぶり – 十明

お得意のお涙頂戴お決まりのヒロイン展開おねだりの上目遣いで視線を独り占めお隣のあの子はまた宝石を纏ってる私よりつまらないのに許せないわ泣いて 私の小鳥たち泣いて

僕だけが愛 – 十明

猫のような瞳が君を突き刺すの僕の宝物に勝手に触れてしまうの君の好きな音楽君の好きな小説君の好きな憂鬱君の好きな孤独知ってる、全部知ってる僕だけが愛だから優しい顔

Discord-disco – 十明

I wanna dance in crazy, silly disco.They couldn't feel the love because of disco

NEW ERA – 十明

地を揺るがす救世主登場焦りたいならお先にどうぞ所詮見てる世界が違うの私こそがbrand新世界に降り立った、自由よYou are dangerous!まったくね

メイデン – 十明

純情に駆られて沈み込むなんて知らないフリして白白しいわねレエスのハンカチを一枚落として罪の意識はまだ赤いままでいつか壊れてしまうならもういっそ捨ててしまえばはら

夜明けのあなたへ – 十明

マグカップの底こびりついたような寂しさをただ見つめていた青く脆い空映した心湖みたいにぽっかり浮かんだあの子の悲しみも知らないどうしてどうして抱きしめてひとつにな

蛹 – 十明

まだ迷っていた地を這っているまだ何も出来ないただ心のまま冷めやらないこの身体誰が救ってくれるの夢の中で宙ずりに首の皮一枚繋がってるアイHateYou感染中退行中

Dancing on the Mirror – 十明

観賞用の赤い薔薇感傷に溺れ足掻いたら従順傀儡なパペット上手く躾けるまでビビデバビデブーなんてお門違い必要はない恍惚な表情どうしようもう抑えられない哀れ飼われ逃げ

蜘蛛の糸 – 十明

世間は今や3秒の神に夢中あの子のドレスなんて興味無いわゆらゆら揺れる糸に縋った挙句奈落の果て突と切れる着信あなたが今夜私の夢を見ていますようにと祈りながら今日も

るららのワルツ – 十明

るらら、るららるるららら真っ白なシーツの中ここは安全だよ、隠れて暗い部屋 忍び寄る影扉の向こう側怖い音 耳を塞いでさぁおやすみ、おやすみおやすみ、可愛い子おやす

革命 – 十明

期待されずに生きてきた踏み出すべき足元睨みつけ裏返しどんでん返し咲けない花よ裏切りの準備はできてる孤独に口付けを始まりの気配がここにある恐れはないさもう元には戻

君のヒーロー – 十明

予定通りの設計図革命の準備はもうできてる机に置いた凶器にきっと皆も気づくだろう物語のヒロインは受難者になどは目もくれず君の正義は簡単に罪に塗られ変わるだろうあの

人魚姫 – 十明

汗ばんだ手 重ねればどこまででも落ちていけるよ孤独にはそっとヴェールをかけよう浅く早く息をすれば混じり合うberryのflavorそろそろ終わってしまうかな微睡

Back to top button