八木春子

  • 城ヶ崎みれん – 八木春子

    迷いをたち切り 貴方と別れひとりで来ました 城ヶ崎潮風 荒波 海鳥たちも風花(かざはな)さけては 乱れとぶゆれる吊り橋 心もゆれて渡りきれない 戻れない 瑠璃色輝(ひか)る 月よりの道をこの道行けば 逢えるかと想いを浮かべて ながめてみても男女(ふたり)の人生(みち)など さがせないたたきたたかれ 傷つき果てた恋の紅糸 ほどけない 門脇岬 冷たい風がこの身をふるわせ また泣かす一夜(ひとよ)限りの…

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