八坂有理

…そして南へ – 八坂有理

ひとり旅して 三日目
ここは南の 町です
白い渚が 広がる
海の ほとりです
愛し愛され 燃えてた
ときを 思い出してます
みんな 終りましたね
…キケンな恋は

あなたの家庭に 帰って
こころ静かに 暮らして
やがて世間の うわさも
消える ことでしょう
旅の途中で 誰かと
恋に落ちる 気がします
おんなざかり ですもの
…明日へ生きる

何も心配 しないで
二度と手紙は 書かない
あなた気にする ひとでしょ
だから 書いたのよ
もっとて南へ 南へ
気ままな旅を 続けます
だれか 待っているよな
…予感がします

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