久保あおい

呼吸 – 久保あおい

夕凪色した空の端のほう
僅かに齧っては今日を生きてゆく
悲しい気持ちはどこへ行くのかな
地上にいるのにいつも溺れそう

たとえば僕が僕じゃなければ
少しは上手く生きられただろう
だけど今君の手が僕を連れ出した
ああ、これが呼吸って言うのかな

愛されてたいんだよ
それすら諦めて息をすれば
愛されてたんだよ
自分が自分でいればいい
こんなに単純で当たり前なのに
なぜかずっと知らずにいたんだよ
僕らは地上のサカナ

あの頃の君はどこか物憂げで
迂闊に触ればすぐに壊れそう
拙い言葉を握り締めたまま
イヌカキしながらただもがいていた

見て見ぬふりで生きてなければ
少しは違う未来にいただろう
だから今僕は君を追いかけてるんだ
ああ、そうかもういないんだね

伝え切れないんだよ
涙が溢れ出したこの胸は
伝えられたんだよ
そう叫ぶいつかの影模様
こんなに単純で当たり前なのに
いつもずっと忘れてきたんだよ
僕らは地上のサカナ

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