冷たいはずの鍋の味噌汁
少しあったかい
待ってくれてたんだね
君の言葉はいちいち刺さる
あの日した喧嘩もくだらない事
そういえば、当たり前になってたかな
君が側にいること
何もなくていいと思えた平凡な生活
君が隣に居てくれたから
ただの海も紅葉も綺麗に見えたのか
二人生きた日々は夕暮れの様にぼやけている
冷たくなった君を見てた日
目が合わなくなった君を見てた日
言いたかった事 言えなかった日
君と来た街角が視界を奪う瞬間に
いっぱいの嬉しい陽だまりだけが
溢れ、帰って静かになった
部屋で君の影を抱いた
何もないまま動き始めた平穏な生活
君が隣に居なくても、もう
ただの海も紅葉も綺麗に見えるのが
一人生きる日々の為の薦めになるなら
私、生きてゆける まだ
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