シユイ

エピローグ – シユイ

出会いは少し肌寒い季節に君と
秋の葉が散った頃には
言葉を交わしてた
流れゆく杪秋
横目で追いかける

友達なのに胸が苦しい
素直になれない
自分を分かってよ

今 別れの鐘が鳴った
触れ合って見つめ合った
時間は何処へ

私いつからか恋に落ち
恋愛劇の千秋楽を
君に観せるよ

時は流れ 大人になって
変わらない風景に飽きてきて
つまらない人生は まるで罰ゲームみたいだ
なぜ なぜ なぜ?

聞こえた声は 紛れもないから
離れないように追いかけたけど
懐かしい背中には 何も言えなかった

今 別れの鐘が鳴った
笑い合って語り合った
時間は何処へ

私いつからか恋に落ち
恋愛劇の幕を
君と下ろしたね
愛が遠くなってく音が聞こえた
まだ一緒に居たいと叫んだ
まだ まだ まだ
まだだから…

今 別れの鐘が鳴った
傷つけて涙した
時間は何処へ

私いつからか恋に落ち
恋愛劇の千秋楽を

今 心の鐘が鳴った
失って気づいた
時間が此処に

私いつからか恋に落ち
恋愛劇の幕を
ひとり 下ろすから

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