私の可愛いあの人が二人のベッドに火を放った
危うい所で助かって男はさめざめと泣いていたの
もう二度とごめんさ
目覚し時計は壊れてた 昨日までは平気な顔してて
私の好きな鞄はいつも役に立たないほどに小さいのよ
私は学ばなきゃ
いらない物はもう捨てなさい
いる物だけ選びなさい
ところでボス、
今日のファイトマネーはいくらになりますか?
不注意な僕の指先がふと君の心臓に触れたらしい
君の留守中大事な猫を預かるよなんて言うハメになる
夜更けから明け方までずっと愛について考えている
食い散らかした分だけちゃんと撒き散してくのが正しい
そんなホテルの支配人はステッキを振り回し怒鳴ったの
「君はまるでクレイジーだな、廊下を汚すならお断りだぜ!」
もう傷つきもしないわ
いらない物はもう捨てなさい
いる物だけ選びなさい
ところでボス、
今日のファイトマネーはいくらになりますか?
現実が裂け始めてる 東の空に珊瑚色の月
安全ピンを探してる こぼれないように早く留めてしまえ
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より道 – サンタラ 長い階段をのぼる 息を切らして鳥居をくぐる蝉の声が夕立のように降るここから小さな町の生活が見渡せるここからは河沿いのあなたのお家も見えます冷たいレモン水が一杯飲
Money – サンタラ 愛の言葉は安くなってダイヤモンドの方がずっとすてき何千年もの時を越えて私に会うのを待っていたのねMoney…私を駆り立てるMoney幸せの正体は何かしら?愛され
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真夜中の虹 – サンタラ 宝物を全部大きな木にぶらさげる不思議な果実が人知れず実ったようさどれでも好きなの さらっていってほしいこの願いとひきかえに潮が満ちたら引いてゆく この身体がよく
三番目の恋人 – サンタラ 子供だましの玩具みたいでそのくせどこか気の晴れる人約束はいつも果たされなくてそのくせ本気で指切りする人混み合った駅で 人ごみの街角で誰一人君に似た人はいやしない
Invitation – サンタラ 三面鏡の奥の奥の 奥のあの子は本当に私なのかしら?極楽鳥がついばんでいるのは昨日の夢の名残なのかしら?インビテイションに書き加えたどうぞ一人で一人で来て欲しい私
鶏頭のブルース – サンタラ 余程の悪事をはたらいたのでしょう罪の色をした冠をかぶって鶏頭の花が咲いている昨日の熱帯夜を吸いとったのでしょうふてぶてしいほどしなやかな素振りで鶏頭の花が咲いて
charms – サンタラ 銀色の折り紙折って 戯れに作った子馬をあげるタンバリンをふいに鳴らして 浮かれたテンポのメロディーをあげる唾を吐いても ドア壊しても咲いたばかりの花むしってもい
Big River – サンタラ 遠くに投げた 音をたてて割れたジャマイカのラムの小瓶街灯が照らした 忘れかけた名前を呼んだ小指の爪ピスタチオグリーン背中に忍び寄る霧にもうすぐ飲まれてしまうただ
うそつきレノン – サンタラ 何より私が君のことを気に入ったのは不釣合いな程に枯れた声だったまるで君からこぼれる鈍色の粒時に乱暴なまでに君は繊細で私は飽きることなくそれを見つめてたヘッドフォ
しゃぼんのブルース – サンタラ 真夏の朝の呼吸 西の大きな河から流れ来る開け放った窓の外に昨日の余韻はない澱んだ彼の目や だらしなく投げ出す長い脚まるで忘れ去られて年老いた屋根裏のピアノみたい
街が死んだら – サンタラ きしむ手首もう動きはしない多感な彼はKing of Folk今となっては誰の物でもない早撃ちジョニー Gのブルースセミヌードそれは半端な告白電話口で匿名の抗議「
ブラックワゴン – サンタラ バイパス沿いの薄緑色のフェンスからみついた下品なバラの大輪「あんたはきっと私以下だわ」よくある景色だシンクにかさばるグラスもそのまま置いてきたの終わりを決めなく
密会 – サンタラ 日没は今猫の足取り忙しい人は今日も階段越しそして重いドアを押して別れる時にはきっと「ああ すっかり外は暗いね」なんて笑う君に会うなら鞄に一つか二つ新しいブルース
今夜はきっと眠れない – サンタラ 僕らはおかしなことばかり話す僕ら自身に魔法をかけるように大きな魚を釣ったとか不思議な夢のことだとか二人でいる時のあなたはむしろ友達の誰もが知っているよりずっと可
冬の匂い – サンタラ いつもの街に枯葉が降るいつもの通りに明かりが灯る地下鉄の階段を上がる音踏みしめるペダル軋む音ねぇ誰かが誰かの帰りを待っているねぇみんな誰かのもとへ帰るのに私はど
エルザの憂鬱 – サンタラ 男の子とばかり遊んでいるうちに男の子にはなれないってよくわかったまるで不機嫌なエルザ 馬鹿ね爪の先まで真っ黒違うの違うの ごめんね言いたかったのはそんなことじゃ