遊園地がなくなって工事中の場所に
目をやりながら車の中
あの日母は若くって
メリーゴーランドに僕を抱え乗せてくれたっけ
信号が変わりそうで少し慌てたあと
だけど別に急ぐ予定もない
あぁ こんな何もなくて穏やかに過ぎる晴れた午後を
何に使おうか
そういえば膝を痛めてたよな
久しぶりに母に電話でもしようか
子供達がいつしか家族を持っても
母親をそっと気にかけてくれるといいな
そして僕に何が残せるかな
もうすぐ来る未来の為に
欲張るのは罪だって常に思っている
変な高望みもしたくはない
それでもこの安定の中で生きていると
きっと死ぬ日も近い
情熱はその行き場をなくし
だけど尚、沸々と僕を駆り立てる
夏になれば木々は青く茂り
太陽を浴びて花たちは美しく咲いて
その命の強さに打たれながら
僕は声を張り上げてる
子供の頃の家族の写真
物置から出して埃を払って
夏になれば木々は青く茂り
夕陽を浴びて海原は赤く染まって
その命の強さに打たれながら
僕は声を張り上げてる
その命の強さに打たれながら
君は穏やかに笑ってる
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