逢うた初めは駿河路の
花が人呼ぶ二丁町
宿の浴衣に細襟半纏
粋な筈だよ 次郎吉さんも
惚れりゃあの妓(こ)と エー 野暮ぐらし
好いた女と茅場町
表看板魚屋の
屋号和泉屋 舞台を廻しゃ
鼠小僧の次郎吉さんよ
浮世見る目が エー 只じゃない
雪はふるふる 芝口で
あれも人の子 蜆売り
お前いくつと身上ばなし
きいて涙の次郎吉さんは
土産もたして エー 一思案
伊達にゃ被らぬ豆絞り
大名屋敷が金蔵さ
上にゃ強いが下には弱い
男義賊と 次郎吉さんに
噂淋しい エー 江戸の春
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汽笛わびしく 黄昏の水面をゆすり 汽車は去りゆく想いでの 湖畔の駅よひとり尋ねし 悲しい群れにシグナルは シグナルは青い涙か せつなく光る岸のボートよ 忘られぬ
荒(すさ)ぶ嵐のシベリア山河越えて今日来たこの港嬉し涙に瞼をとじりゃ浮ぶ希望の帰還船 帰還船窓に小雪のつめたい朝も七つ北斗の冴えた夜(よ)もなぜか気になるバンド
あの山越えりゃ ナホトカあたり今日も埠頭(バンド)にゃ マストの日章旗(はた)を嬉し涙で 見上げる友がぽっと浮かんだ ぽっと浮かんだ あかね雲窓にもたれて あの
雨、雨の夜は浮世はぐれた 旅寝の鳥もまねく谷間の 灯りにほろり何故か涙が 何故か涙が 流れてならぬ旅、旅の身は抱いたギターの 音色もしめる何の弱気か 思わずほろ
雲が流れる 丘の上花の乱れる 草むらにともに植える ひと本の ひと本の若き希望と 夢の苗空に伸びろ 青年の樹よ嵐すさぶ 日もあらむ憂に暗い 夜もなお腕くみ合せ
郵便船が来たとヨー 来たとヨー沖で鳴る鳴る 合図の汽笛ポーポーポーとね 呼んでるぜ遠い都の あの娘の便り乗せて来たやら 気にかかる郵便船が着いたとヨー 着いたと
星のない夜は しみじみ哀しまして他国の 山河越えて風に追われる さすらい暮らしめぐり逢う日が あるじゃなしいつか頼りの 絃さえ切れて唄も泪の ながれのギターどこ
花のネオンも消えて 深い夜霧が街角を濡らす頃 残ってともるやさしい街燈 おまえは知っているつきせぬ つきせぬ ささやきを並木通りの人も 絶えて淋しくそぞろ身に沁
甘く酸っぱく 東京の夢がむせびくる様な 呼ぶ様な花の唇 酒場のあの娘唄も身に沁む ああ ダムの町パワー・ショベルがハッパの音が明けりゃ谷間に せき立てるダムの町
さよならも 言えず 泣いている私の踊子よ ……ああ 船が出る天城峠で 会(お)うた日は絵のように あでやかな袖が雨に 濡れていた赤い袖に 白い雨……月のきれいな
いつも貴女が つけていた口紅いろの 赤い灯が挽歌の街に 滲む頃霧笛の音も 泣くような釧路の駅でさようならあぁ さようならなみださしぐみ 振り返るアカシア並木 花
並木の雨のトレモロをテラスの椅子でききながら銀座むすめよ なに想う洩らす吐息に うるむ青い灯(ひ)しのび泣く 恋に泣く東京の人夜霧の日比谷ゆく人も隅田の流れ見る
牡丹の様なお嬢さんシッポ出すぜと浜松屋二の腕かけた彫物の桜にからむ緋縮緬しらざァいって 聞かせやしょうオット俺らァ 弁天小僧菊之助以前を言ゃあ江の島で年期づとめ
旅の落葉が しぐれに濡れて流れ果てない ギター弾きのぞみも夢も はかなく消えて唄もなみだの 渡り鳥酒にやつれて 未練にやせて男流れの ギター弾きあの日も君も か
燃える聖火を 迎えよう山こえ 野をこえ 海こえて東西結ぶ 世紀のリレー世界の友が 集まる朝の聖火を待とう 迎えようオリンピック オリンピックオリンピック東京若い
明石通いの 船の灯が波間にゆれて 消えてゆく髪を乱して泣きながら名を呼ぶひとに いつ逢えるあゝ初恋の 初恋の淡路島うるむなみだで もう見えぬいとし やさしい あ
とても太陽がうまかった九、○○○キロの海の旅太平洋が ベッドだよ男の夢は大きいさ可愛いヨットよ マーメイドあれがシスコの 赤い灯だ描いた人魚に惚れたのか鯨の群れ