ずっと見ていたかったな
この先の表情も きっと
紙吹雪のように
ひらひら舞っては
夢うつつのようで
云えば 永遠
もう分かっているけどね
そんなの今更なことも
いつかは慣れていくことも
それでも
受け入れられなくて
そっと
積もり積もっていく
言葉の一片 巡る
私たちはそう
特別だからね、なんてさ
全て乗り越えたいって
思えるほどの愛の熱を知りたかった
だから散ったんだね
ずっと聞いていたかったな
あなたのその声も
きっとこの先の景色も
抱きしめるような
優しい残響になって
滲んでいく
ああもう全部
泡沫の夢のよう
まっさらな明日の中に
ひとりきりの私がいる
そんなの当たり前だったのに
きっと嫌いじゃないとか
そうやって誤魔化してた
私なんてもう、透明みたいに思えて
奇跡めいた光と
“ふたり”になれたはずの日々が
ぬるくなった風に靡いた
「見ていたかったな 聞いていたかったな」
そんなことを思っても
「愛したかったな 触れたかったな」
何にもなりはしないのに
「見て欲しかったな 話したかったな」
もうどうしようもないのに
「愛せたかな 伝わったかな」
「消えちゃうかな」
「いてほしかった」
好きだったな
そっと
募り募っていた
想いや祈り 揺らめく
この気持ちは
きっと忘れないからね、本当に
永遠に輝いてる
熱っぽい光の色彩がきれいだった
これでおしまいだね
恋の匂いが後を引く
それを私は追いかけていたの
愛の予感が醒めていく
それを私はどうもできないな
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