眩しさに招かれて
この目と手と声を与えられて
そして僕たちは
心をもらってしまった
大義名分を盾にして
弁明を奪い合って
未だに遺伝子を巡って
未だに隔て合って
何も僕らは変われずに
またしても
いつの日か僕も
いつの日か君も
此処からいなくなって
抜け殻になっていく
託された生命と
託された生命で
何を繋いでいく?
何を許し合っていく?
不可能生を抱いて
傷口や痣の跡
途方もない月日を重ねて
見えなくはなっても消えてはいないのに
実相と想像を食って
肥えた主語で括って
未だに傷付け合って
未だに後悔し合って
何も僕らは変われずに
またしても
また今日も
何処かで
隣で
いつの日か僕も
いつの日か君も
此処からいなくなって
抜け殻になっていく
託された生命と
託された生命で
何を繋いでいく?
何を許し合っていく?
不可能生を抱いて
不可能生を抱いて
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