風の噂に乗って届いたよ
誰も知る由のない君のことを
だんだん知って見つけたんだ
白黒の世界に花束を
初恋は平行線ぼくら息を殺してる
どっちが先に仕掛けるかの合図で
不意に始まってしまった夏
目を離した瞬間に思いがけない敵が
その白い肌を刺さないように
僕が君を守りたいな
会えないことが辛いのに
会えたら会えたで黙りこんで
素直になれない日々も
驚きで世界が裏返るような
遠回りにしてみせるよ
世界で一番嫌われ者の
君でさえ守り抜く僕も
君を思い出にできるほど
強くないから今はそばにいて
もっとひどい喧嘩しよう
もっと君を教えて
もっといろんな場所に
二人で行こう
その噂はほんとうかい
目がふたつもあんのかい
たまに大きなあくびをすんだね
うつるくらいそばにいたいな
その気持ちはほんとうかい
別に疑っちゃないけど
でも思ったらすぐに言ってよ
減るもんじゃないからね
この夏が終わる頃に
ボロボロになった網戸から
零れ落ちたその汗か
涙か分からんがこの水溜りで
二人泳いでみたいんだよ
何者でもない僕をみて
何者にもなれるよと君は言うの
なれるかな ああなれるかな
その時は君のそばに居たいな
世界で一番幸せ者に
するからさ今はそばにいて
君の思い出に救われたのは
僕だった 色付いた空で
もっとひどい喧嘩しよう
もっと君を教えて
もっといろんな場所に
二人で行こう
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