一人河原に座って
雨を一口飲んだのは花屋の少年で、
遠くの雲めがけ、見つめ曇る眼鏡
腕の銀が光った。
君は、
取り繕った見せかけの演技、舞台には
興味がなくて
そんな君は私に目もくれない。
私、悔しかったんです。
泣いたりするより流れたい、
春の路肩のように。
ああ、昨日から離れない
君のことだけど!
いつか君はオレンジの
アイスが好きと聞いて隣駅で買った。
こんな気持ち私、白いワンピースを着て
スキップしても本当。
浮かれる私は遠目で
店の中、丁寧に花びら切る君を見て
涙が出てしまった。
溶けかけのアイス片手に帰ろうと思うんだ。
この内臓から弾けたい、
鋭い眼に撃たれて。
ああ、昨日から離れない
君のことだけど。
明日には枯れ朽ちる
君のための計画。
冷たいうちに私を
飲み干してよ!
またさ、出会うまで忘れない。
書き刻めよ遺伝子。
明日から離れない。
日々の果てまでも
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