何ひとつ触れない
溶けかけた俺の手は
勝ち負けを逃げてきた
貧弱な自己主張の結果である
不思議とバレてない
ややこしい思想の真相
後付けの薄汚れ
雨が降ればもうお終いなのである
かさばり出したあれやこれ 悩み抜いた夜も
呆れる程に見事に ハリボテの等身大
逆さまに描いたビルの街
二度と戻れない あの空みたいに
街には人生を捨てた中年たちが
煙草をアスファルトに擦り付けて
最後の火を消したのである
かさばり出したあれやこれ 悩み抜いた夜も
呆れる程に見事に ハリボテの等身大
様々に駆ける人生が 堪らない夜も
確かめている 俺には見上げるだけの秒針さ
逆さまに描いたビルの街
二度と戻れない あの空みたいに
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平地を見ている – paionia 幸福に予約はないどうしてもここにはないその美しい終わりのために不確かな今日を確かめる強敵は揺るがないどうしても勝ちはないこの自らを分かつためにくだらない今日を抱
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何待ち – paionia 一個ずつ絡まる 高まる不安 循環しんとするサーカス 叶わない歓声半笑いで落ちているミュートする街音 切られる疑問 君も安全なフロアー 懐かしむ暇もない真っ白で揃