paionia

わすれもの – paionia

過ぎた人の夢を見て あの頃が堰(せき)を切る
押し黙る部屋がしらを切る 俺はもう何年ここにいる

手に余る程の昔はこぼれて
同じ春に何もきこえなくて

手帳に残されたいくつもの記念日
思い出せる僅かな君の言葉や声は
穴だらけの日々に優しく泣いていた

笑う人の影を見て 情熱が歳をとる
先月の金は半透明 時計はとうに残らず捨てた

背に腹もない季節は流れて
誰かを待っているような顔をして

口にする程 色を失う言葉と
諦めてた幼い俺を
真っ直ぐに照らす君の目が
記憶にそっと色をつけて

たくさんの足音がきこえた

手帳に残されたいくつもの記念日
思い出せる僅かな君の言葉や声は
穴だらけの日々に優しく泣いていた

たしかに残ってる
夕陽の中で待つ君にかけた愛の言葉も
消えないように歌ってくよ
日々は優しく咲いていた

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鏡には真反対 – paionia

つまらん男になった金も愛もいとわないそれじゃ駄目なんだうるさいくらいの言葉金と愛はイコールさ逃げちゃ駄目なんだ時間は流れるばかりで自分は薄れるばかりで酔いで失く

今にとって – paionia

今までのように 浮かんでは消えてくそんな想いでさえ 今は零せない間違いでもない 俺の夜覚えてる?当たり前にあった空と青い時間 忘れるよ雪の夜は 穏やかにただ明け

金属に近い – paionia

今強烈に金属の臭いがして探してたものも見つかりそうむしろ彼らの方から戻ってくるみたいに手に負えないから 何にもならない散々な目も 軽々しい口もいつからそこにいた

灯 – paionia

蓋のできない 二人の歌は溢れるばかりで 形にならないくだを巻いたり 黙ってみたり崩れるばかりで 話にならない季節はまた手をつなぎ 停車駅の灯も消えた涙ぐんでも 

手動 – paionia

無理矢理会いに行くくらい感動は意識の外に出られない程になったいつまでも心の手を離さずに歩けたら君無しで 明日の手を引き寄せられるだろうか子供のままの憂鬱を不甲斐

夜に悲しくなる僕ら – paionia

朝と夜で変わる色君と僕で濡れる空ここまで生きてみたけれどさよなら さよなら誰か言う そんな事は誰か言ってそうな事だここまで生きてきたけれどさよなら さよなら鈍い

終わらない歌が終わる日 – paionia

腰が折れていくように自然と火が消えていく一筋も残らずに 俺は眠ることにしたいっそもうこのままで喋ることもなく君の歌のすぐ側でただ終わる心まで同じように終わるなら

黒いギター – paionia

朝飯をいつも逃しては 他人の生き方にケチつけて棚に上げすぎた小さな意志 今に崩れて目が覚める黒いギターはさびれてく黒いギターが泣いている風邪もひかなくなりました

小さな掌 – paionia

好きな人月並みの言葉が今は一番愛おしい暗い夜道はキラキラとして祈った数だけ明日になるふたつの影は頬を寄せ合ってどこまでも長く伸びている今までの全ての喜びがあなた

人の瀬 – paionia

視線で追えるものだけ 詞先で作り上げてきた鎧も服も持たない 丸裸の分身を海が見えたから急ごう 眩しい波のあるうちに擦り減らすのは心じゃない その靴底と知るために

流動食 – paionia

魚に金は払えない中身がないんじゃ務まらないカラッカラの魂で腕によりをかけて みんなに届けよう問題なく 気持ちよく胃の中に入っていく それでいい発泡酒じゃ許されな

プロダクト – paionia

折り重なる空白のコントラスト少しずつ広がるその濁りをつかまえて労わるように 投げやるように見送った心はあなたの役に立つでしょうか終わらない現像は明日をつくるでし

平地を見ている – paionia

幸福に予約はないどうしてもここにはないその美しい終わりのために不確かな今日を確かめる強敵は揺るがないどうしても勝ちはないこの自らを分かつためにくだらない今日を抱

そのまま – paionia

まだ不思議に思ってて いつも言ってることで僕が君に出会って 君が僕に出会って晴れの日も雨の日も君は生きてて 僕も生きてて当たり前だけどそこにいて 微笑んで それ

何待ち – paionia

一個ずつ絡まる 高まる不安 循環しんとするサーカス 叶わない歓声半笑いで落ちているミュートする街音 切られる疑問 君も安全なフロアー 懐かしむ暇もない真っ白で揃

現代音楽 – paionia

何ひとつ触れない溶けかけた俺の手は勝ち負けを逃げてきた貧弱な自己主張の結果である不思議とバレてないややこしい思想の真相後付けの薄汚れ雨が降ればもうお終いなのであ

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