石原詢子

はんぶん東京人 – 石原詢子

おくにのなまりが聞きたいな

近そうで遠くなあなたのふる里 方言(ことば)

カラオケの唄声に
はにかみ手拍子送るひと
半分の東京人
あなたは北国生れ
「元気かい」
こころとこころがとけ合う夜に
おくにの話しに花が咲きゃ
祭りの太鼓が聞こえてくるような気分

肩を抱く聞き上手
おとこは甲斐性で決めろよと
半分の東京人
あなたは浪花の生れ
「元気かい」
こころとこころがとけ合う夜に
おくにの話しに恋も咲く
ふらりとその気でチョッピリ危ない気分

男酒 いっ気酒
胸すく飲みっぷり豪気だね
半分の東京人
あなたは南の生れ
「元気かい」
こころとこころがとけ合う夜に
おくにの話しに花が咲きゃ
西郷どんから酌してもらえる気分

祝盃と祝い唄
まだまだ居酒屋宵のうち
半分の東京人
強情者だよ皆んな
「元気かい」
こころとこころがとけ合う夜に
忘れちゃいないねふる里を
あなたも私も田舎は勲章なのさ

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瀬戸の花嫁 – 石原詢子

瀬戸は日暮れて 夕波小波(ゆうなみこなみ)あなたの島へ お嫁に行くの若いとだれもが 心配するけれど愛があるから 大丈夫なの段々畑(だんだんばたけ)と さよならす

ホレました – 石原詢子

この身を裂かれても あなたと逢いたい離れない離さない 命の限り指先こごえる津軽の空から ジョンガラ雪降りゃホレましたホレました波また波打つ日本海あなた愛しい北の

残り紅 – 石原詢子

淋しいと あゝ言えないであなたの肩を たゞ揺する抱かれたら あゝつらいだけわかっていても 逢いたいの一日一生 そんな恋だから過去も未来も 訊かないでみだらみだら

明日坂「宝船」入り – 石原詢子

愛の荷車 ふたりで引いて夢の架(か)け橋 越えてゆく今日は二人の 目出たい門出飲んで一節 添(そ)えましょか唄も祝いの 宝船寿海(ジュカイ)波平カニシテ紅旭鮮カ

花暦 – 石原詢子

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人恋しぐれ – 石原詢子

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ふたりづれ – 石原詢子

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しあわせの花 – 石原詢子

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おんなの涙 – 石原詢子

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よりそい草 – 石原詢子

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きずな酒 – 石原詢子

夢のようです あなたと二人さしで飲むのは 久しぶり愚痴(ぐち)を畳(たたみ)に こぼしたら苦労ぐらしの 甲斐(かい)がない窓の下には すみだ川惚れて注ぎ合う き

ふたり傘 – 石原詢子

傘に寄りそう 温もりが雨の夜道に 灯をともす倖せになるんだよ 風が言う側にあなたが いればいい雨がうれしいうれしい ふたり傘何もなかった 出逢いでも今は命を か

明日坂 – 石原詢子

愛の荷車 ふたりで引いて夢の架け橋 越えてゆく今日は二人の 目出たい門出飲んで一節 添えましょか唄も祝いの 宝船順風満帆 船出をしてもやがて嵐の 海に出る辛い時

さよなら酒 – 石原詢子

うわべばかりで 恋した頃じゃ分らなかった 愛おしさ面と向かって お酌をすればからだ丸めて 照れてるあなたこんないい男(ひと) どこにもいない悲しい昔は さよなら

濃尾恋歌 – 石原詢子

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浜唄 – 石原詢子

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