古謝美佐子
恨む比謝橋 – 古謝美佐子
恨む 比謝橋(ひじゃばし)や
情きねん人ぬ
我身(わん)渡さと思(うむ)てィ
掛きてィうちぇら
島んとゥなどなとゥ
クバんソイソイとゥ
繋(ちな)じある牛ぬ
鳴ちゅらとゥみば
鳴ちゅるむぬ聞(ち)かぬ
鳴らぬむぬ聞(ち)ちゅし
くぬ世からあぬ世
近くなたら
拝(うが)でィ拝(うが)みぶしゃ
首里天加那志(しゅいてぃんじゃなし)
遊(あし)でィうちゃがゆる
御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)
恨む 比謝橋(ひじゃばし)や
情きねん人ぬ
我身(わん)渡さと思(うむ)てィ
掛きてィうちぇら
島んとゥなどなとゥ
クバんソイソイとゥ
繋(ちな)じある牛ぬ
鳴ちゅらとゥみば
鳴ちゅるむぬ聞(ち)かぬ
鳴らぬむぬ聞(ち)ちゅし
くぬ世からあぬ世
近くなたら
拝(うが)でィ拝(うが)みぶしゃ
首里天加那志(しゅいてぃんじゃなし)
遊(あし)でィうちゃがゆる
御茶屋御殿(うちゃやうどぅん)
あぬ日あぬ時あぬ姿(しがた)見(ん)ちゃるアヒ小(ぐわ)が忘(わし)ららん肝(ちむ)やドンドン張いちまてぃ くりどぅ恋(くい)やらどあきさみよー ちゃーすがや
グガナーグヮーヨー クガナーグヮー西のお空に ユウバンマンジャー出たよアカナーグヮーも 帰ったよキジムナーが でるまえにそろそろお家に 帰ろうよまたあした また
サーサー 月(ちち)ぬ夜やさやか寝(に)てぃん寝(に)んだらん友(どうし)びうし連(ち)りていスリ 遊(あし)びぶさぬアネ 近寄てぃ来うよ 友(どうし)びぬ達(
北谷(ちゃたん)屋良村 りんどあさぎふぃーたー着(ち)やーが 二人(たい)立っちょんサーヨ うさ小(ぐわ)ん かま小(ぐわ)んくくりりよ かまやしなヒンスー尾類
語らなや星(ふし)に 天(てぃん)じゃらに橋かきてぃ覚出(うびじゃ)すさ 覚出(うびじゃ)すさ 童(わらび)ぐわぬ昔やっちーたい うり語らなやー竹馬(だきんま)
一ぬ橋二橋天(あま)架きる橋や先(さき)立ちゃる夫(うとぅ)ぬ手取(てぃとぅ)てぃ渡す天(てぃん)に舞い昇(ぬぶ)るあたら母親(ふぁふぁうや)ゆ残る子孫(くゎん
友(どぅし)と連(ち)りてぃ あぶし道畑(はる)ぬ匂(にぶぃ)や 我(わ)ん友小(どぅしぐわ)色ぬ美(ちゆ)らさ アカバナや匂(にぶぃ)ぬ香(かば)さ 百合(ゆ
天(てぃん)からの恵み 受きてぃ此(く)ぬ世界(しげ)に生まりたる産子(なしぐわ) 我身(わみ)ぬむい育てぃイラヨーヘイ イラヨーホイイラヨー 愛(かな)し思産
一ぬ橋 二橋(七つ橋)天(あま)架きる橋ゆ(天(てぃん)ぬ橋)先(さき)立ちゃる夫(うとぅ)ぬ(夫婦(みーと)橋)手取(てぃとぅ)てぃ渡す