古謝美佐子
天架きる橋 – 古謝美佐子
一ぬ橋二橋
天(あま)架きる橋や
先(さき)立ちゃる夫(うとぅ)ぬ
手取(てぃとぅ)てぃ渡す
天(てぃん)に舞い昇(ぬぶ)る
あたら母親(ふぁふぁうや)ゆ
残る子孫(くゎんまが)に
光給(たぼ)ら
忘(わし)ることねさみ
我親習(わうやなれ)や
肝(ちむ)に抱ちしみてぃ
浮世(うちゆ)渡ら
一ぬ橋二橋
天(あま)架きる橋や
先(さき)立ちゃる夫(うとぅ)ぬ
手取(てぃとぅ)てぃ渡す
天(てぃん)に舞い昇(ぬぶ)る
あたら母親(ふぁふぁうや)ゆ
残る子孫(くゎんまが)に
光給(たぼ)ら
忘(わし)ることねさみ
我親習(わうやなれ)や
肝(ちむ)に抱ちしみてぃ
浮世(うちゆ)渡ら
あぬ日あぬ時あぬ姿(しがた)見(ん)ちゃるアヒ小(ぐわ)が忘(わし)ららん肝(ちむ)やドンドン張いちまてぃ くりどぅ恋(くい)やらどあきさみよー ちゃーすがや
グガナーグヮーヨー クガナーグヮー西のお空に ユウバンマンジャー出たよアカナーグヮーも 帰ったよキジムナーが でるまえにそろそろお家に 帰ろうよまたあした また
サーサー 月(ちち)ぬ夜やさやか寝(に)てぃん寝(に)んだらん友(どうし)びうし連(ち)りていスリ 遊(あし)びぶさぬアネ 近寄てぃ来うよ 友(どうし)びぬ達(
北谷(ちゃたん)屋良村 りんどあさぎふぃーたー着(ち)やーが 二人(たい)立っちょんサーヨ うさ小(ぐわ)ん かま小(ぐわ)んくくりりよ かまやしなヒンスー尾類
語らなや星(ふし)に 天(てぃん)じゃらに橋かきてぃ覚出(うびじゃ)すさ 覚出(うびじゃ)すさ 童(わらび)ぐわぬ昔やっちーたい うり語らなやー竹馬(だきんま)
友(どぅし)と連(ち)りてぃ あぶし道畑(はる)ぬ匂(にぶぃ)や 我(わ)ん友小(どぅしぐわ)色ぬ美(ちゆ)らさ アカバナや匂(にぶぃ)ぬ香(かば)さ 百合(ゆ
天(てぃん)からの恵み 受きてぃ此(く)ぬ世界(しげ)に生まりたる産子(なしぐわ) 我身(わみ)ぬむい育てぃイラヨーヘイ イラヨーホイイラヨー 愛(かな)し思産
恨む 比謝橋(ひじゃばし)や情きねん人ぬ我身(わん)渡さと思(うむ)てィ掛きてィうちぇら島んとゥなどなとゥクバんソイソイとゥ繋(ちな)じある牛ぬ鳴ちゅらとゥみば
一ぬ橋 二橋(七つ橋)天(あま)架きる橋ゆ(天(てぃん)ぬ橋)先(さき)立ちゃる夫(うとぅ)ぬ(夫婦(みーと)橋)手取(てぃとぅ)てぃ渡す