美咲ミサ
ライム – 美咲ミサ
まっくらだよ まっくらだよ まっくらでもいいの?
週頭のこんな夜にどこへ連れ出せるの?
立ち漕ぎしたポリの生地が頬に擦れている
でこぼこしたコンクリート私をからかってる
このまま連れ去って遠く遠く遠くまで
二度と戻ってこれなくなるまで
おいしいところだけ味わって残すならキスしてね
強引に飛ばしてみて 誰もいないとこまで
強張ってる指の先で伝わってみてよね
25キロは下ってゆくの 強くなれた気もしたの
火曜日のディナーからステーキ食べるみたい
いらないいらない意味ないお芝居
美味しく食べてあげたい
ほらね罪でしょう戻れないの
このまま連れ去って遠く遠く遠くまで
二度と戻ってこれなくなるまで
おいしいところだけ味わって残すからキスするの
夕日が溶けるみたいに跡形もなく
決して決して口にしないで
消えて消えて私の全部
朝が来たならば夢の一部
このまま明け方も強く背中掴んだままで
叫び声に笑ってみたりとかもしないよね
このまま連れ去って遠く遠く遠くまで
二度と戻ってこれなくなるまで
おいしい旅をするふたり 月明かり消えない
強引に飛ばしてみて朝まで
まっくらだよ