湿る部屋の隅に潜んだ
微か漏れた足音は
狙い定める様に優しく
揺蕩う意識をなぞる
見え透いたその罠(フェイク)でも
手を取れば あと一寸(ちょっと)でしょう?
「捕まえて、捕まえて……!」
唇が擦(こす)れる距離で 囁く
夏の夜に舞うスパイダー
汗ばむ虚実は澆薄(ぎょうはく)
生きる為にだけ啜った愛情
罪だらけの肢体(からだ)は
悪趣味な遊戯に興じ
垂らす糸は貴方の元へと向かう
泣き腫らした瞳が責めても
未だ鼓動は 止まないまま
窓辺に描く雨露模様
一秒ごと形を変え
反射した影を彩れば
誰よりも美しい
徐々に這い 上り詰めて
落ちてまた繰り返して
「捕まえたい、捕まえたい……!」
燻りが 支配欲が 溢れる
暑さに藻掻(もが)くスパイダー
痛み増してより享楽
断ち切れないのは歪(いびつ)な欲望
罰は吐息に潜んで
刹那 優越の境目
絡む意図が誘(いざな)う 夢現(ゆめうつつ)へ
貴方以外 誰ひとりも いやしないと
そう思い込ませて
愛憎に身を任せて
そう何度もキスの痕跡(あと)を
粘着質に残して
I wonder, I want you, I know
終了まで合図は待ってよ
重要なのは瞬間(いま)だけ
I’m a dirty spider…
夏の夜に舞うスパイダー
汗ばむ虚実は澆薄(ぎょうはく)
生きる為にだけ啜った愛情
罪だらけの肢体(からだ)は
悪趣味な遊戯に興じ
互い違いの色を溶かして
暑さに藻掻(もが)くスパイダー
痛み増してより享楽
断ち切れないのは歪(いびつ)な欲望
罰は吐息に潜んで
刹那 愉悦に跨いで
絡む糸は貴方を縛る手枷
朝になれば乾いてしまう
ただ儚い 夏蜘蛛の恋
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