しゅーず

青白 – しゅーず

覗いてみて、奥底
トワイライト、滞った
上辺だけをなぞったまま
磁気を伴って等速度で

夜明け前の青白
ただれ落ちた手の感覚
捉えたのに凍ったまま
幻のようにすり抜けていく

このまま眠って
棘だらけまで
本当のことだけは
何も言えない
気付けば否定する言葉もなくて
青になんだね、きっと

機会だけ、支配だけを
馬鹿みたいに祀るから
止め処ない未来だけが
さよならの手の降っている
どうだい?気分はさあ

覗いてみて、奥底
トワイライト、滞った
上辺だけをなぞったまま
磁気を伴って等速度で

このまま乗り出せ
核層の外
愛した分だけ
憎悪は育つ
気付けば辺りには瓦礫の山と
哀だらけさ、ごめんね

期待だけ、見たくなって
心を投げ売ったこと
今となって蝕むなんて
そんなの聞いてないよ
敷衍(ふえん)なぞしてくんないのね

機会だけ、支配だけを
馬鹿みたいに祀るから
止め処ない未来だけが
さよならの手の降っている
どうだい?気分はさあ

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