私は好きなのよ。
ひとりで勝手に、終離[おわり]にしないで。
真夜中の雨は、気が利くみたい。
悲劇を隠すから。
駅通りの螺旋階段には、
明日からひとりで降りるのね。
別れ際のその言葉は、慰めにはならないのよ。
甘い期待が私を苦絞[くるし]める。
そんな急に、過去の思い出のように言わないで。
私、まだ貴方を忘れたわけじゃない。
好きよ。なんで……。
螺旋が廻るように錯迷[さまよ]ってるの。
私は好きなのよ。
ひとりで勝手に、終離[おわり]にしないで。
ただいまとつぶやく午前0時。
おかえりは聞こえない。
洗面台にできた渦巻[うず]はぐるっと、
崩れてたマスカラを流す。
待受にした写真とか、来週の予定帳だとか、
そのすべてが棘に化悪[かわ]ってく。
最高の終わりみたいに、前を向かないで。
私、まだ貴方のように笑えないの。
行かないで……。
螺旋が落散[おち]るように抜け出せないの。
私は待ってるから。
ふたりでまた夢を見れること。
雨があがればすべて乾くように、
思い出は、美しさだけを遺しては消失[きえ]てゆくって。
醜くても何でも良い。
記憶[きず]が遺るような……ずるいキスをしてよ。
忘れたくなんてない。
そんな、過去の思い出のように言わないで。
私、まだ貴方を忘れたわけじゃない。
好きよ。なんで……。
螺旋を描くように恋に落ちたの。
私は好きなのよ。
貴方の声も。
長いまつげも。
ひとりで勝手に、終離[おわり]にしないで。
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