鳳山雅姫
似た月 – 鳳山雅姫
あなたは短い髪が嫌いなはず
だから切ります
あなたは歌う私が嫌いなはず
だから歌います
やめろと言われても
夜空 私 月を見たの
あなたに似た月
遠く 私 月を見たの
あなたに似た月
音に合わせ
花と茎と根の間を
駆け回りたい
踊っていたいだけ
夜空 私 月を見たの
あなたに似た月
ずっと ずっと 月を見たの
あなたを見てたの
あなたのことが嫌いだから
私は毎日月を見ます
あなたに似た月を
あなたは短い髪が嫌いなはず
だから切ります
あなたは歌う私が嫌いなはず
だから歌います
やめろと言われても
夜空 私 月を見たの
あなたに似た月
遠く 私 月を見たの
あなたに似た月
音に合わせ
花と茎と根の間を
駆け回りたい
踊っていたいだけ
夜空 私 月を見たの
あなたに似た月
ずっと ずっと 月を見たの
あなたを見てたの
あなたのことが嫌いだから
私は毎日月を見ます
あなたに似た月を
小さい頃は信じてたあの空 この手が伸ばせば届くととぎれた波の音 ゆっくりと息を吐く私がずっと夢を見てきた 大きなあなたは追いこす長い影 下を向き見つめてたあんな
昼間の風が 肩に寒い夜色づき落ちた 木の葉昨日と違う月何もかも私を見ているみたい笑ってるみたい単細胞な いかれた君敬う気持ちは もうここにはない月に叢雲(むらく
あなたの心に居たい 誰かのすきまに居たいあなたの帰りを 待ってるほどかわいい女に なれなくてある日 突然猫みたく 家を捨てました真夜中の街灯の光を背にあなたから
淡い みどりの海に背中を浮かべ 太陽 眺めたまぶた 閉じても強い陽射しが 私の中に 届いた言えなかったアリガトウはたせなかった約束思い出すとキリがない後悔はこの
変わっていくことを笑わないでいてと望んでた赤い靴があっても履く勇気がなければ意味がないもうずっと前から探していたんだずっと先にあると探していたんだもうすでに失っ
枯れた樹と 日のない部屋何もない景色 眺めるだけ幼くて 後悔した腐食するのを 気付かないまま「いいよいいよ」と 聞き分けいいふり振り返らずに 去ってくあなた滴る
君は星を追ってた曲がった足で走った心とは逆に動いてしまう片方ここに 置き去りのまま湿った背中の向こう君は遠くを見てた「心とは逆に動いてしまう」あなたは言った 涙
長い夢のように 氷柱が溶けて知らぬ間に芽吹いてるそんな毎日夏には蛍火の下で肩を並べて笑いあったことも 語り合ったことも忘れてしまう 悲しいくらい誰かを愛して 傷
シュ シュ シュラル 風花が瞳濡らしそして心を濡らした 泣ける場所を探してるシュ シュ シュラル 胸に私を抱きながら違う明日を夢見てる そんなあなたを愛したもし
ゆっくりと 息を吸って顔を上げたら できるような気がするよこれまでも これから先も君と 私は 歩きつづけるでしょう傷つきながら 挫けながら迷いながら 過ごすけど